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2018/09/03

「丸沼・日光野外実習」実施

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 平成30年8月16日(木)~18日(土)の3日間、群馬県片品村にある丸沼でのアサギマダラのマーキング調査や天体観測、男体山・日光白根山周辺の地質・地形観察、奥日光戦場ヶ原での植生調査を行いました。1年次理数科クラスの生徒が参加しました。生憎の雨のため、日程を入れ替えながらではありましたが、予定していた観察・実習を無事に終えることができました。初めてアサギマダラを見たり、千葉県では見られない火山地形や高山植生、湿原・草原植生をじかに見ることができ、多くの学びを得ることができました。

8月16日(木)
 朝7時30分にバスで学校を出発。雨天のため1日目に予定していたアサギマダラのマーキング調査が実施困難と判断し、1日目と2日目の予定を一部入れ替えることに決定。宿泊先の環湖荘に入る前に、華厳の滝と白根山登山道をまわり男体山・白根山の火山活動と地質形成について学ぶこととしました。最初に向かった華厳の滝は落差97mの圧倒的なスケールに皆驚いていました。ただ見るだけではなく、スケッチをしたり、水の落ちる時間を測り、滝の落差を計算しながら、華厳の滝の成因や周辺の地形の特徴をひとつひとつ確認しながらの観察となりました。さらにバスで移動し、白根山登山道入口をやや登り、基本的な地形図の読みとり方の確認や登山道脇に見られるテフラ層(堆積物の層)の観察を行いました。しかし、土砂降りの雨で観察時間は少なくなってしまい、自然相手の野外調査の厳しさを感じました。その後宿泊先である環湖荘に到着して入浴・食事の後、翌日の植生調査とマーキング調査に備えて事前学習会を行いました。事前に関連する基礎事項の学習をし、観察ポイントや留意点について確認をした後、就寝しました。 
  

8月17日(金)
バスで奥日光に移動し、午前中は、自然公園財団日光支部の辻岡幹夫先生と竹田努先生の案内のもと戦場ヶ原の植生を観察しました。奥日光では、1980年代後半からシカの食害が目立ち始め、1997年には小田代ヶ原、2001年には戦場ヶ原を保護柵で囲い、植生の保護をしているそうです。保護柵の内側と外側の植生の違いを目の当たりにして、食害の大きさに驚きました。また、シカの食害に象徴される自然動物の保護管理の難しさを学ぶことができました。午後は宿泊先の環湖荘裏手の斜面でアサギマダラの捕獲・マーキング方法の指導を受けた後、2人1組のペアで協力して3時間ほどマーキング調査を行いました。しかし気温は15℃。アサギマダラは21℃前後の気温を好むチョウです。前日の雨も影響し1頭も見つけられずに宿に戻りました。残念ではありましたが、生徒どうしで、明日こそはマーキングしよう!と意気込む声も聞かれました。夜は、地学分野の天体観測を行いました。丸沼の夜空はとても澄んでいて、普段は見られないような星や天の川をはっきりと見ることができました。学校から持ってきた2台の天体望遠鏡を使って、火星・木星・土星・月の観察もしました。特に月はクレーターが細部まで確認でき、生徒からは歓声があがっていました。その後、次の日の予定を確認し、就寝しました。
  

8月18日(土)
朝の気温は5℃、前日のこともあり心配されましたが、予定通りにアサギマダラの2回目のマーキング調査を実施しました。前日に比べて気温も上がり、午前10時頃からアサギマダラを確認することができました。初めて見るアサギマダラは思っていたよりも大きく、飛び方も優雅だったようで、「綺麗!」と歓声があがりました。昨年と比べるとマーキングしたアサギマダラの数は少ないものの、悪条件にも関わらず無事マーキング調査を行うことができました。午前中約3時間のマーキング調査を終え、着替えと昼食をすませて3日間お世話になった環湖荘を後にしました。その後、1日目に大雨のため実施することができなかった丸沼高原スキー場の溶岩地形の観察を行いました。スキー場の地形を作り出した溶岩流の種類等、普段あまり意識したことがない地形の成因について、確認することができました。

  


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