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日誌

川辺町教育委員会
12
2020/07/02

R2,7教育長想いを語る

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         星に願いを

                                教育長 長谷川哲

 

 7月が幕を開けました。コロナコロナで過ぎ去る今年も折り返しです。園や学校、事業所では行事の中止・自粛の中で「せめて七夕飾りは」と立てるところが多いと聞きます。当町中央公民館でも広いロビーにて来館者に「短冊に願いを」と呼びかけています。あちこちの飾りには「新型コロナよ早く収まって」とか「普通の生活に」とか「健康で過ごせるように」とかの文字が躍っていることでしょう。さてこの七夕飾り。誰もが『彦星』と『織姫』が天の川を挟んで位置し、1年に1度会うことができる話を思い出します。

こども園や小学校からは『たなばたさま』が聞こえてきます。昭和16年(1941)に文部省が出した『うたのほん』に載っています。

ささの葉さらさら/のきばにゆれる お星さまきらきら/金銀すなご 

ごしきのたんざく/わたしがかいた お星さまきらきら/空から見てる

現在のこどもたちは「のきばを知っているかなあ」「すなごって分かるかなあ」と心配になります。童話一つから童謡一つからも子どもたちはいろいろな興味や疑問をもつものです。年齢によって違うでしょうが、七夕に関する話や歌からは

1 織り姫は布を織る女の人、彦星は何をする男の人?

2 2つの星の本当の名前は何というの?どれくらい離れているの?

3 1年に1回会えるのがどうして7月なの?秋でもいいじゃやないの?

4 どうして竹の木に飾るの?クリスマスツリーでもいいじゃん?

5 七夕をたなばたって読めない?七夕は英語で何というの?

6 7月ってまだ梅雨なので空に星を見られないよ?

7 月見にはだんごをお供えするけれど七夕は何をお供えするの?

のような「疑問」や「問い」を発する子が増えて欲しいなあ、疑問に思ったことを自ら調べてほしいなあ、考えてほしいなあと願っています。

ある会での会話です。「今年の夏は子どもにとっても淋しい夏になるなあ。」「どうして?」「プールもない、花火もない、祭りもないだろう。おらこんな夏嫌だとぐずっていないか?」と。夏の風物詩も新しい生活様式によって様変わりしそうです。海水浴・スイカ割り・お化け屋敷・盆踊り・流しそうめんも「中止」や「自粛」や「縮小」になっていくのでしょうか。

 

余談です。夏の風物詩といえば「行水、打ち水、縁側、かや、入道雲、夕立、蚊遣り、釣瓶、ところてん・・・・」これらも忘れ去られていくかと思うと寂しさが募る、当方昭和生まれです。

 

(S君とベルマーク・その6)

T君の文章の中で注目したいのは、ベルマークを持ってこようと呼びかける仲間がどんどんその数を増やしてきたという事実である。そしてT君も又「ありがとう」の喜びをひと言を添えて表現できるところに彼の成長を見ることができる。私はこのように、その人の香りがする、臭いがする文章がたまらなく好きである。文章と文章の間から、文字と文字の間からチラッチラッと子どもの顔が見え隠れする班ノートに出会った時などはたまらなくうれしくなり、必ず子どもたちに紹介するようにしている。この1週間後にD君は思いを3枚に亘って書いてきた。

 

 

 


13:17 | 投票する | 投票数(0)
2020/06/02

R2,6教育長想いを語る

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         令和2年度やっと歩みだす

                                教育長 長谷川哲

 

 32日より長期に亘って休業していました町内小・中学校の教育活動を、登校日週間を経、6月1日より再開することにしました。どの子にとっても「やれやれ」「やっと始まる」「やっぱり学校はいい」「ヤッホー」と4Yの声が聞こえてきます。

入学式は5月30日、土曜日に挙行しました。これは

・長期休業中、保護者の皆さんには子どもたちの世話や指導で大変なご労苦をおかけしたことに加えて、外で仕事をお持ちの方や家庭での育児や仕事をお持ちの方々に、月初めであり週初めにまたまた時間を割いていただくことへの申し訳なさがありました。

・土曜日ならばお仕事等への負担も少ないのではと考えました。

・新入生のみなさんには保護者の方と特設した一日を設け祝福と励ましを贈り、来たる6月1日より全校一緒になって通常の学校生活を開いていきたいと考えました。

・5月25日より先駆けて登校した新入学の子どもたちも学校生活を始めましたが、学校によっては学級全員が揃わない分散の仲間であることから、週末に節目を作り学年揃って学級全員揃って仲間の顔と名前を知り入学の決意を持たせてやりたいと考えました。

二転三転の入学式の日取りについて、またまたご迷惑をおかけしたことか思います。天は晴れのみをくれたことに免じてご容赦いただければと思います。

各校の入学式の様子です。詳しくは各校HPをご覧下さい。

西小学校 新入生・保護者間を十分とり開催 国歌沈吟(つぶやく) 校長先生実験あり

東小学校 距離をとり時間短縮の式開催 児童のみの写真撮影 校長先生より3つの願い

北小学校 ゆとりを持ち席配置 在校生ビデオメッセージ 校長先生より「あ行」の話

川辺中 簡素化に徹して式開催 響く新入生代表あいさつ 校長先生より「生き方」の話

 緊張感の中にも決意と意欲を感じる子どもたちの返事と表情でした。一方で「こんな子どもたちは居ないかなあ。」「先生方、変化を良く見てほしいなあ。」と思います。

●家族時間増で親子喧嘩や兄弟喧嘩が増えたり、虐待の危機に瀕した子がいるかもしれない

●自由きままな生活から、規則正しい学校生活に窮屈さや息苦しさを感じる子もいるだろう

●新しい学級や教科担任・顧問・仲間になじめず、学校へ足が遠のく子がいるかもしれない

●学校で感染しないかと不安を抱きながら歩み出した子もいるかもしれない

子どもたちを集団と見ないで、「Aさん」「Bくん」「Cさん」一人ひとりの心内にいかに思いを馳せられるか、保護者の方々の気持ちにどれだけ寄り添えるか、いつも以上に大切にとお願いしています。

 学校再開にあたっては、各校は考えられる限りの予防対策をとっていきます。北九州市で起こった園や学校での感染拡大から学び、消毒と手洗いを徹底し、3密を出来うる限り避け、子どもたちの健康状態の把握や変化にいつも以上に敏感になって対応していきます。登校時には非接触型体温計測装置(飛行場等で使用されているサーモグラフィー)で発熱管理を補強していきます。児童生徒玄関には防疫マットも敷いていきます。冷房と換気をこまめに調整など留意していきます。

 学校再開にあたってもう一つ心配するのは「心無い言葉」です。ちょっと体調を崩しただけでコロナ関連にされたり、自らの命も顧みず日々懸命に働いてみえる医療従事の方や社会生活を支えてくださっている方々への心無い言葉です。心より感謝することはあっても、心無い言葉はありえません。どの学校でも、「新型コロナウイルスに関する偏見や差別の防止」について学級で話し合いを持ちました。再開後も子どもたちの言動を注視し、指導を重ね、理解と実践を深めていきます。

家庭や地域でも「言ってはならぬ」「やってはならぬ」ことや「ありがとう」の心を教えていただければ幸いです。

 やっと歩み出した令和2年度は次のように学期や長期休業を設け、学習時間を確保していきます。

学期(今年度特例)

1学期 61日~ 930

2学期 101日~1225

3学期  14日~326

夏季休業

81日~816

冬季休業

1226日~13

卒業式

小学校 325日  中学校 316

なお、中央公民館・図書室・北部公民館・海洋センター・町民グラウンド等は今月当初より利用を再開します。こども園は「限定保育」「希望保育」を経て「通常保育」を開始しました。
 


17:36 | 投票する | 投票数(2)
2020/05/01

5月教育長想いを語る

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       ある日突然・・・『君恋し』 

                        教育長 長谷川 哲

 

 「百年に一度」「コロナ渦」「世界大戦」・・・・おどろおどろしい文字が躍ります。新型コロナウイルスの感染が止まりません。こんなことが起きるなんて「まさか!」と誰からも同音が口を突いて出ます。

 ほとんどの学校がある日突然臨時休業に入り(3月2日)、春季休業を挟み臨時休業が延長されています。5月7日の再開が待たれるも5月いっぱいの再延長になっています。学校教育始まって以来のまさに「未曾有」の出来事です。休業延長の思いは如何ばかりかと対象は子どもたちに、先生方に、保護者に、地域にと広がります。子どもたちは家庭での生活に飽き飽きして学校の良さを実感しています。「友だちに会いたい」、「先生に会いたい」、「思い切り遊びたい」、「外に出たい」「体を動かしたい」、「早く勉強したい」、「図書室の本を読みたい」、「部活動がしたい」、「給食が食べたい」との思いは溢れんばかりのことでしょう。「あれやこれ君恋し」のやるせない思が伝わってきます。先生方はどうでしょう。「未だ見ぬ子どもたちに会いたくて会いたくて」、「笑い合って語り合いの教室を」、「授業が行いたくてたまらない」とこれまた、いろいろな君に恋しています。保護者のみなさんは「もうこれ以上家で世話や面倒を見るのは限界だ。早く学校が始まってほしい。」地域のみなさんからは「子どもたちの元気な挨拶や声が聞けず淋しくて仕方がない。早く普通にもどってほしい。」との君恋しの声が届きます。折も折、あるSNSでこんな歌が流れてきたようです。

しばらくは離れて暮らす「コ」と「ロ」と「ナ」 次会うときは「君」という字に

「君」という字を分解すると「コ」「ロ」「ナ」になります。この分解力や総合力に脱帽です。

 感染症対策コロナ対応は国も県も市町村も誰もが初めてのことばかりです。前例のない対応が迫られています。平常の延長にある危機管理が問われています。「朝令暮改」、「朝三暮四」、「1時間前は古いこと」の連続で、「どたばた」「ばたばた」「またまた」の指示や通知、要請に翻弄され続けています。当町では入学式も始業式も実施していません。収束が叶えば6月1日です。夏服での入学式です。

 「またまた」はエンドを願う今度こそ 「来た来た」待ってる入学式

「命第一」「学び第二」と言いながらも学校の大切さ、有り難さを誰もが再認識の5月です。学習意欲の喚起、学びの継続、自学自習の勧めなどの面から各校においてはあらゆる方法を駆使して子どもたちと連絡を取り合っています。健康状況や生活状況を把握するために、玄関訪問や電話訪問を行っています。通信を家庭のポストや学校の靴箱に届けているところもあります。当方が今学校に勤務していたら、学級の子どもたちに手書きの文字で手紙を書くだろうなと思ったりします。

さて、この緊急事態を乗り越え学力を保障するために、長期休業の短縮や行事の削減が進められています。子どもたちにとっては「彩りのない生活」「カラーからモノクロへの生活」となり、学校へ足が向かなくなる子どもたちが心配になっています。

一日も早い収束を願いつつ、しかし収束後も大変な状況に変わりなく、まさにチーム学校が問われる1年になりそうです。互いに考えを出し合って乗り切っていきましょう。

 

(S君とベルマーク・その5)

Nさんの班ノートの内容を帰りの会で紹介した。ベルマークは私たちには関係ないのだとか、持ってこれる人が持ってくれば良いと考えていた仲間が多く、気にする様子も無くいつものように聞いていたが、次の日から持ってくる子が増えてきた。T君もその一人だった。それまでベルマークに無関心だったが、買い物から帰ってきた母親の袋の中からベルマークの付いた商品を探し、切り取って持ってきたという。(学級PTAの席上、お母さんから耳にした。)T君はこんな班ノートを書いてきた。

『このごろ学級のために力を出す「がんばりやさん」が増えたと思う。S君を始め数人の子達です。ベルマークを持ってくることも活発になってきたので、ぼくも前から協力しなければと思っていた。しかし次の日の朝になると持っていくものは何だったかと忘れてしまい、なかなかチャンスがなかった。友達から「ベルマーク協力しよう」と言われていたので思い出してお母さんに聞いたら「少しばかりあるよ」という話だったので、妹と半分に分けて持ってきた。みんなはどれくらい持ってきているのだろうと思いながら持ってきた。やっぱりぼくがベルマークを渡しに行ったときもS君は、「ありがとう」の一言を添えてくれた。ぼくはまだ1回しか持っていってないので何か悪いような気がする。ノートに付いているということだったので探したが、昔切り取ってしまってもうないやつばかりだった。今度ベルマークが見つかったら必ず持っていきたい。』

 


09:39 | 投票する | 投票数(7)
2020/04/01

4月教育長想いを語る(春なのに)

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            春なのに

                      川辺町教育長  長谷川哲

 心浮き立つ 心はずむ 心躍る「春」なのに誰もがどこかに憂いを持ち合わせて4月を迎えました。「春なのに 春なのに 溜息また一つ」が日本中を覆っているかのようです。新型コロナウイルスの感染者が増え続けています。「パンデミック」「オーバーシュート」「クラスター」「ロックアウト」の文字がおどろおどろしく日に日に太く濃くなって迫ります。地球は自転しながらウイルスを全世界に撒き散らかしているかのようです。先の見えない状況にただただ不安が募ります。

 川辺町でも感染者が現れ、これ以上出さないようにと『新型コロナウイルス感染症対策会議』を67回と重ね、対策や対応にあたっています。学校関係では、ある日突然の臨時休業から何とか卒業式を終え、修了式も開けぬまま春休みに入っています。国や県の要請や方針に沿いつつ、川辺町では47日の入学式・始業式を次の点に留意しながら迎える予定です。

1 来賓は招待せず児童生徒、保護者、教職員で行います。式場の席
  間距離を空けます。

2 保護者の出席は原則1名とします。

3 出席者には全員マスク着用を呼びかけます。

4 新入生及び保護者で風邪症状や発熱、体調不良の方は出席を見合
  わせて頂きます。 

5 在校生は参加せずを原則とします。(学校規模は考慮します。)
  児童会・生徒会歓迎あいさつは代表のみで最小限の人数で実施し
  ます。

6 会場は少し寒いかもしれませんが開け放して換気を良くします。

7 会場入口にアルコール消毒液準備します。

8 始業式は全校が一堂に集まらず校内放送利用による式を原則とし
  ますが、学校規模によって体育館開催は可能です。ただし児童生
  徒間は1m以上空けます。

 46日の入園式も同様な対応をお願いしています。

  式を終えて翌日から授業が開始されます。授業開始にあたっては次のような対応をすべての学校でとっていきます。

<児童生徒>

 1 毎朝家庭で検温を実施して登校します。「健康状況連絡カー
   ド」記入して提出し学校で見届けます。

 2 家庭で検温未実施の児童生徒は別室に入って検温し異常ない場
   合は教室へ、発熱等がある場合は保護者の迎えで帰宅し療養し
   ます。 

 3 児童生徒間の机の距離は出来る限り離して学習します。当面、
   ペア・班・グループ体制の授業は控えます。

 4 給食も机を合わせたグループ体型はとりません。

 5 当面すべての部活動は自粛します。

 <教職員>

 1 毎朝検温して出勤します。「職員健康チェック表」に記入して
   管理職が見届けます。

   発熱や体調不良の場合は帰宅し自宅療養します。

 2 1日2回以上消毒液を利用してドアノブや取っ手等の消毒清掃
   を行い「清掃チェックリスト」に記入して管理します。養護教
   諭・校務員が中心となって実施します。

 3 少し寒いかもしれませんが教室はもとより廊下等の換気徹底に
   努めます。

 なおこの対応は「可児市」「川辺町」限定で実施予定でしたが、急遽「可茂地区すべての学校で実施」することになりました。

 生涯学習関係では多くの会が「中止」や「延期」となっています。又中央公民館・図書室・北部公民館・BG海洋センター・大洞グラウンド・下麻生グラウンド・漕艇場については当面412日まで閉所や閉館としましたが4月末まで延長することになりました。健康保持や運動不足解消・読書・ストレス発散のためには開所や開館をしたいところですが、近隣市のスポーツジムでの感染例等から、今しばらくご辛抱をお願いしているところです。


15:09 | 投票する | 投票数(2)
2020/03/01

3月教育長想いを語る

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      苦渋の選択 『臨時休校』と『校内卒業式』

                  川辺町教育長  長谷川哲

 

 新型コロナウイルスの感染が止まりません。止まるどころかその勢いは増しています。岐阜県でも2人の感染者が確認されました。この危機的状況に立ち、これは国難であるとの捉えにより、2月27日首相より「3月2日から春休みに入るまで全国一斉に臨時休校に」との要請がありました。突然の要請であり、「年度末仕上げ」「卒業式開催」に加えて「こども園」「放課後児童クラブ」「社会教育施設」等々検討することが山ほどありましたが、町長を始め町執行部とも相談の上、教育委員会を開き次のように決定しました。

1 32日から326日まで町内すべての小中学校は臨時休校とする

2 こども園や放課後児童クラブは開所する。

3 町内教育関係施設(中央公民館、北部公民館、図書室、B&G海
  洋センター)は3月22日まで閉館する。

 困ったのは3月6日に控えた中学校卒業式です。2月末に中学校と相談を重ねる中で案として「卒業生のみで行う」「卒業生と在校生のみで行う」「卒業生と保護者代表で行う」「1時間内で行う」などが挙がりました。そこへ国の要請です。「卒業生と保護者代表で行う」方向で煮詰めていましたが、部活動や生徒会活動、団結祭、合唱祭など共に中学校時代を過ごした下級生との別れを大切にしたいとの結論に至りました。又卒業式の4日後に公立高校の入試が控えており、6日に開催して万が一感染等で体調を崩した生徒が出てら取り返しがつきません。「卒業式は我慢しても入試で辛い目に遭わせてはならぬ」「中学校が第1に掲げていたのは『命』であること」などから、川辺中学校は3月6日の卒業式は中止し急遽2月28日、金曜日に卒業生と在校生のみの『卒業生を送る会・卒業証書を授与する会』を『卒業式』として実施した次第です。
 教育委員会として中学校の決定を支持することにしました。苦渋の選択、断腸の思いでした。

 ある日突然別れがやってきました。小学校の子どもたちも一緒です。「もっと一緒に過ごしたかった」「もっと一緒に学習したかった」「もっと一緒に遊びたかった」「もっと一緒に話したかった」との寂しさは児童生徒も教職員も一緒です。子どもたちや先生方の心内を思うと泣けてきます。

 国や専門機関はここ1~2週間が感染を防ぐ山場であると言っています。その2週間が過ぎた3月25日は登校日とし、小学校卒業式が開催できるかもしれません。規模の縮小や内容の精選を行い実現できればと願っています。

 『中学校校内卒業式実施』を関係者に伝えたところある方から「災い転じて福となす、プラス思考への転換からすれば5年後の成人式で成人式に併せて中学校卒業式Part2を開催したらどうだろう。保護者はもちろん予定していた来賓もすべてに声かけて出席してもらう。予定していた合唱を聞く。体型を維持出来た成人は学生服やセーラー服で参加したら。女性は振り袖が多いから難しいかもしれないが。」との助言に「なるほど!」とうなづき、ちょっぴりホッとする瞬間でした。

 さて、卒業生(中学校3年生)は履修内容をすべて終えていますので問題はありませんが、それ以外の学年は教科の一部に履修が済んでいない内容があります。新年度進級の学年において学習し残した内容の履修を間違いなく終えていきますのでご安心ください。そのために授業時数や授業日数確保に向け夏休みや冬休みの短縮等、策を考えていきます。

 

* 『S君とベルマーク・その5)』は次号に掲載予定です。

 


14:51 | 投票する | 投票数(4)
2020/02/01

2月教育長想いを語る

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      北風小僧の寒太郎と新型コロナウイルス

                        川辺町教育長  長谷川哲

 1月は今年も足早に「行きました」。天は雪を降らせず暖冬が続いています。暖冬どころか「大暖冬」との見出しもそこかしこです。父のふるさと新潟も積雪ほぼ0cmで「こんな年は初めて」「雪のない正月も初めて」と初ずくしの睦月でした。高齢の親戚は「雪下ろししなくてありがたい」との声に「だがの、スキー場は困ったもんだがの」と悲喜こもごもの情報が入ります。

 郡上では3月に顔を見せるふきのとうがもう芽を出して、天ぷらに供されている、味噌汁の具になっているとのニュースがありました。渥美半島では菜の花が咲き誇っているとの報道もあります。こども園で聞く『北風小僧の寒太郎』は、今年は町までやって来ない?かもしれません。寒太郎は今か今かと出番を待っているのですが。寒さに耐えて来たる春を待つ喜びは今年味わえないかもしれません。ちょっと心配です。寂しさも募ります。

 2月を迎え新型コロナウイルス感染の危険性が新聞紙上のほとんどを占めています。

 ・感染力の強さ 致死率の高さ SARS(サーズ)を上回る感染度
  死者数の増加

 ・中国武漢の行き来に留まらない 東京・大阪・名古屋 人口密集
  都市での感染蔓延の心配

 ・武漢からの観光客を乗せたバス運転手の感染

長引けば「修学旅行」「校外学習」「東京オリンピック・パラリンピック」への影響懸念等が報じられています。

 大人が感染する傾向大と言いながらも、子どもたちが感染する可能性は否定できませんし、症状が出ていなくても感染のケースもあるようです。乳幼児やこども園、小・中学校で過ごす子どもたちに「健康で過ごしてほしい」「安心で安全な生活を送ってほしい」との願いは一層高まっています。園や学校には次のような指導や対応をお願いしているところです。

 ・インフルエンザ、ノロウイルス等への予防と同様に保健指導の継
  続強化を

 ・うがい、手洗い、咳エチケット、マスク、換気を全園全校で

 ・家庭との連携を密にし外出先と発熱、咳等の症状の情報把握や共
  有を

 ・不要不急の人混みへ出かけることには注意喚起を 

 ・心配される状況が見られた場合は速やかに教委に一報を

 ・万が一感染が確認された場合治癒するまで登園・出席停止措置を

 ・退院後1週間は自宅内で過ごすように(静養)

 先月末に教育委員訪問を行いました。訪問したすべての園や学校では、これまで以上に換気が行われていましたし、手洗いの徹底が進められていました。来月のこの欄で『新型コロナウイルスの感染や蔓延が収束の方向』の文字が躍ることを祈っています。どなたも十分に気を付けてお過ごしください。

 

(S君とベルマーク・その4)

Nさんの班ノートに私は次のように返事を送った。

S君の姿からまっすぐに受け止めよう、学ぼうとする姿があります。そして何より『よし今度は持って行くぞ』と行動に移せた点が尊いです。それにしてもS君はすごい人だねえ。学級の40人全員の心を動かし『協力しよう』『持って行こう』との気持ちに高めてしまう。ベルマーク一枚でクラスを一つにしてしまうのだから・・・。その大きな要因の一つに『ありがとう』があることを君は分かっている。たった1枚や2枚でもニコッと笑って『ありがとう。』と言ってもらうと『持ってきてよかったなあ。』とこちらの方がうれしくなってくるものね。Nさん、今度は君がいつかどこかで仲間をうれしくさせる番だよ。

 


14:52 | 投票する | 投票数(1)
2020/01/05

令和2年教育長想いを語る

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        ルート41ノーベル街道さあ行こう

                         川辺町教育長  長谷川哲

明けましておめでとうございます

令和2年が歩みだしました。昨年は自然災害が多かった年でした。被災された方々はどんな思いで新年を迎えられたのか、復興復旧が加速し元の生活に戻れるようお祈りします。

 

 昨年を漢字一文字で表すと「令」が最も多かったのですが、「喜」「輝」を挙げる人もありました。その基は吉野彰教授のノーベル賞受賞です。年を越すと随分前のように思われますが、ついこの前のホット、ニッコリ、ニコニコニュースでした。吉野教授は受賞にあたってのインタビューで次のように述べています。

・研究者は頭が柔らかくないといけない。真逆だが執着心、あきらめ  ないことも必要だ。

10年先を見通し解決するのが新しい技術開発である。

・小学校3年生4年生の担任は新任の女性教諭(化学を専攻)でいろいろ学んだ。

・ファラデイーの「ろうそくの科学」を薦められ夢中になった。

・好奇心から調べたり考えたりするのが原点であり、素朴な疑問を突き詰めていく
 ことが大切。

・それが次の好奇心につながっていく。問い続けていくことが学びに向かう力、学
 びつづける原点。

・幼少の頃は外で遊ぶのが好きだった。

・人生で最も良かった4つの決断は「京都大学で化学を学んだこと、旭化成に入社
 したこと、妻の
久美子と結婚したこと、リチウム電池の研究を始めたこと」

 この記事を目にすると「良く遊べ」、「良く学べ」の原点に思い至ります。外で日光を浴び、風に吹かれ、昆虫や魚を採集し、石に触れ、草や木や花を摘み、水遊びや雪遊びを楽しみ、月の満ち欠けや星の動き興味をもつ・・・・「最も偉大な教師は自然である」とも言われます。又、子どもたちの健やかな脳発達のために「アウトドア(戸外)での育脳」も研究されています。

 誰もがそうであるように幼い頃は、身の回りのすべてのことに興味津々です。「なぜ?」「どうして?」に溢れています。その好奇心・知的好奇心がいつかどこかで「ひと・もの・こと」に触れ爆発したり輝き始めたりします。親かもしれません。先生かもしれません。本かもしれません。出来事かもしれません。言葉かもしれません。子どもたちの前に立つ大人の私たちは自然に次ぐ教師でしょう。

「良く学べ」は量とともに質が問われています。自ら学ぶ・共に学ぶ・いつまでも学ぶ、を当町の小・中学校では大切にしています。これは今求められている「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」につながるものです。町でも国でも目ざす学びの原点は「自ら問いを発する」です。「なぜ?」「どうして?」です。そんな子どもたちの学びを広げたい、深めたい、実践に繋げたいと願う年頭です。

 

川辺かるたの『る』は「ルート41ノーベル街道さあ行こう」。子どもたちは学び続けて誰もがどこかでぴかっと光る道を見出し、歩んで欲しいと願いは膨らみます。

 

(S君とベルマーク・その3)

今、ビデオや鉛筆けずりを買うためにベルマーク委員の人たちが一生懸命呼びかけて集めています。私は最初のうちは集めようという気持ちにもならず、持っていこうとは思っていませんでした。けれどS君のがんばりを見て「あー持っていこうかなあ」という気になってきました。10点や20点だけ持っていくのにS君は「どうもありがとう」と言ってお母さんたちからお小遣いをもらったようなうれしそうな顔をしてくれます。その顔を見ると「明日も持ってこよう」という気になります。だからこの前の委員会でS君が誰かに言われた「おまえらそんなけしか集まらんかったんか」という言葉を反対にS君が言い返せるようにいっぱい集まるといいなあと思います。ただ一つ残念で悔しいことは、これだけがんばっているS君を見て今まで一度もベルマークを持ってこなかった人はどうして「持っていこうかな」という気になれないのでしょう。もし全員が協力して少しでも持ってきていれば今の2倍はたまったと思います。もしまだ持ってきていない子がいれば、ベルマーク週間が終わってからでもいいから少しは持ってきて欲しいなあと思います。そうすればS君も「今までやってきて良かった。」とすがすがしい気持ちになれると思います。・・・・・・・・・・・・・・(次号へ)

 


11:25 | 投票する | 投票数(8)
2019/12/02

12月教育長想いを語る

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     手間と暇 そして本物へ

                   川辺町教育長  長谷川哲

 

 NPO法人『子どもの生活科学研究会』が子どもの生活技術に関する調査を行い、その結果が発表されました。

<玉子を割ることができる>

玉子を面に打ち付けて出来た割れ目を手前か下にし両手の親指を当て黄身を壊さずに割ることができるかどうか。

<タオル(雑巾)を絞ることができる>

竹刀を握る要領でタオル(雑巾)を縦に握り左右の手を逆方向にねじり、絞り終わると手の甲が上にくるかどうか。

<タオルでテーブルを拭くことができる>

きちんと絞ったタオルを適当な大きさに畳みテーブル上の障害物を動かして拭くことができるかどうか。

<お茶を入れることができる>

茶葉を適量計り急須に入れやかんの湯を指し、お茶を器に注ぐことができるかどうか。

出来た子の割合は次のように発表されました。(%)

 

 年中児

 1年生

 6年生

 中学生

 高校生

玉子を割る

 358

 429 

 754

 749 

 751

タオルを絞る

  19 

  64

 238

 182

 171

テーブルを拭く 

  94

 493  

 918

 818

 859

お茶を入れる

 -   

 107

 746   

 642  

 751

 年中から1年生へのわずか2年間で随分できるようになるものですし、1年生から6年生への増加も目を見張りますが、中学生までに身に付けておきたいと思わせる結果でもあります。さて実際を調査する場面で見られた事例として、玉子を割る場合、「割れ目を上にして人差し指で割り黄身がつぶれた」タオルを絞る場合、「鉄棒を握るように順手で持ってひねる横絞り」「団子状にして両手で絞る団子絞り」 などがあったようです。

 自立の第一歩は「自らの命を保つために食材を手に入れ調理して口に運ぶこと」と言われることもあります。玉子を割ることは調理の基本ですが、中高生になっても1/4の子どもたちは上手にできないようです。学校でも家庭科で調理を学習し玉子を割ることはありますが、家での経験の差が大きいことでしょう。それにしても大人になっていく子たち、大丈夫かなあ。茶葉を見たことがない子もいるようです。ましてや急須そのものもそうでしょう。お茶はテーバッグに湯をさして飲むもの、(湯をさすという表現は初耳かもしれません。)テーブルはテイシュペーパーにアルコールを湿らせて拭くものと理解している子も多いのではないでしょうか。

 簡単・便利・早いことは良いことですが手間暇かけることの大切さを忘れさせています。手間暇かけることは「面倒」「不便」「遅い」ものですが、智恵が伝承されていきます。生活上での考える力が付いていきます。手先指先を使うことによって脳が活性化されていきます。手間暇かける様子を見て感謝の心も育っていきます。そして何より本物を知ったり味わったりすることに繫がっていきます。手間暇かけて何時間も煮込み、幾つもの過程を経て出来上がったラーメンのスープに感激することもあるでしょう。お茶はペットボトルから飲むものと思っていたけれど、手間と時間の「間」をかけて飲むものを知る子もいることでしょう。インスタントでは味わえない、バッグでは味わえない本ものに接することは感動を呼び、心も活性化するように思います。

 本物の人(一流の人)に会う、本物の味を知る(回転寿司も良し、時には職人さんが握った寿司を食べてみる)、地図で見つけた本物の場所(現地)に出向いてみる、本物に触れる、本物に乗る(図鑑で見た乗り物に乗る)、本物を見る・聞く(ミュージカルや劇)などなど、こどもの頃にこそ味わわせてやりたいものだと思います。

 

冬至に向かい日は短く、寒さは募りジングルベルに気は急く12月。元気にお過ごしください。

 

(S君とベルマーク・その2)

S君の「明日からもベルマークたくさん集めよう」との班ノートに書かれた内容を学級に紹介後、持ち寄る子たちは増えてはきたが半数にも満たなかった。大多数は無関心な状態であった。しかし彼は毎日の結果報告はもとより、10分休みには分類して袋に入れ、昼休みは点数を電卓で計算するなど朝の会に始まって帰りの会に至るまで、授業時間以外のすべてをベルマークに費やしていた。当時の彼は1番になるという目標のためだけではなく(実際にそんな言葉も聞かなかったし、掲示にもなかった。)「これはぼくの仕事なのだ。」「こうするのはあたりまえだ。」との純粋で無意識のうちに動いていたのではなかろうか。打算もなければ見栄もない、彼の人柄がそうさせている。だからこそ響くのだ。しばらくしてU子が、こんなことを書いてきた。・・・・・・・・・・・・・・(次号へ)


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2019/11/05

11月教育長想いを語る

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           三度の大雨洪水と募金から

                           川辺町教育長  長谷川哲

 

 東日本大震災から8年、東日本の大豪雨・大洪水に加えて先月末には台風21号に伴う前線の影響で大雨や洪水の被害がまたも長野を始め千葉や茨城・東北の地で起こりました。亡くなられた方に心から哀悼の意を表すると共に、被災された皆さまへ心よりお見舞いを申し上げます。一度ならずも二度三度の天からの仕打ちに嘆き悲しみはいかほどかと察します。

 東日本大洪水の少し前には佐賀県を中心に九州北部でも洪水や土砂崩れが起き、多くの方々が被災されました。この報に接した川辺西小学校児童会は「小遣いを出し合って募金をしよう」「みんなに呼びかけて被災地に届けよう」と運動会の日を中心に募金活動を行いました。運動会前日は「明日の天気は雨」の予報。児童会の代表は校長室を訪問。「校長先生。運動会延期にしないでください。この日はみんなが募金を持ってきてくれる日です。少しぐらいの雨はぼくたち平気です。」と訴えました。

さて、当日は今にも泣き出しそうな空模様。実施が心配される状況でした。しかし子どもたちの熱意も通じたのか、運動会決行となりました。少し雨はぱらつきましたが、運動会は見事にやりきられました。雨が降り続くと予想していたのにこれは奇跡でした。

 川辺中学校ではAGP活動が伝統です。A(アルミ缶)G(牛乳パック)P(ペットボトルキャップ)を回収し収益金を福祉に寄附しようとする取組です。今回の災害にあたって、生徒会議員会から回収収益金を募金として届けてもらいました。西小学校、川辺中学校の心温まる募金は早速日赤岐阜県支部に送りました。ありがとうございました。

 川辺中学校では定期的にAGPを回収しています。回収時には自転車の荷篭に入れて登校する子どもたちを見かけます。小さな活動かもしれませんが心のこもった活動に頭が下がります。「福祉」「環境」に加えて「世界」「平和」「国際交流」「人権」「生命」を大切にした実践を積み重ねる川辺中学校は『ユネスコスクール』として認定され、その章が玄関に輝いています。可茂地区でも数少ない『ユネスコスクール』です。県下でも認定されている学校は多くありません。

 福祉・ボランテイア・募金から30年ほど前の出来事を思い出しました。ベルマーク1枚で学級の心を揺さぶったS君の姿です。今月から載せていきます。

 

<その1>

当時勤務していた学校では「ベルマーク収集」が委員会活動として行われていた。年に数度ベルマーク収集強化運動が設けられ、学級で競って収集を行っていた。S君はベルマーク委員。彼は体を動かすことを厭わず、最後に一人になっても配膳台を拭き上げてさっと片付ける。誰が見ていようがいまいが、言われようが言われまいが真っ先に掃除場所に駆けつけ、床に這うようにぞうきんがけをしたり、一人黙々と草を引く姿があった。彼の額にはいつも汗が光っていた。「S君の良さ、素晴らしさに全員の目を向けさせたい」「彼の姿から学びたい」そう願っていた時のベルマーク収集強化運動だった。

「明日からベルマーク収集強化運動が始まります。家にある人は持ってきてください。」とのS君の呼びかけで始まったが、持ってきてくれる仲間は2~3人だった。「S君、呼びかけるだけでは集まらないかもしれないね。持ってきてくれた人の名前を帰りの会で呼んだらどうだろう。誰だって名前を呼ばれたらうれしいぞ。その日までに集まった合計点数を発表したらどうだろう。もっと良い方法は合計点数を掲示することだ。この画用紙で点数板を作ったらどうか?」と話したところ、彼は家に帰って作り上げ次の日早速集計結果を掲示していた。こんなことを班ノートに書いていた。

 

《・・ぼくはベルマーク委員になってとても良かったです。みんなベルマーク集めに協力してくれるからです。朝になると5~6人ベルマークを持ってきてくれます。今日までの得点は1414点でした。心のなかでは学年で12位だろうと思っていました。委員会が始まりました。まず1組を見たらビニール袋に少ししかなかったのでホッとしました。4組を見ると僕たちと変わりません。僕は堂々とベルマークを袋から出しました。それを見た3組の委員が「なんだ、そんなに少ないのか。俺たちの方がそれよりたくさん集まったぞ。」と言われました。僕は嘘だろうと思って袋をみるとたくさんありました。5袋分ありました。「よくそんなに集まったなあ。」と感心してしまいました。本当は悔しかったです。その量は僕たちの2倍ぐらいありました。ベルマークを一つ一つ分類していきました。集計が終わると結果をグラフにしました。僕は「学年で最下位にならなくて良かった。明日からたくさん集めようと思いました・・・》

 


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2019/10/01

10月教育長想いを語る(衣替え)

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             衣替えに思う ボーダーレス・シームレス・エンドレス

                                   川辺町教育長  長谷川哲

 

 毎年秋分の日前後になると開花スイッチオン、DNAが働いてヒガンバナが咲き誇り、野原一面を鮮やかな朱色に染めていました。今年はどうしたことでしょう?例年より1週間ほど遅れての開花でした。暑さのせいでしょうか?幾度の台風襲来の影響でしょうか?そういえば「暑さ寒さも彼岸まで」と言われてきましたが、ここ2~3日幾分涼しくなってきたと感じられるものの、朝に夕に秋が忍び込んで来たようには感じられません。未だに残暑ありです。

 さて10月を迎えました。以前の10月1日、その光景は夏服から冬服へ、白から黒への切り替わりが見事で、街を行く中学生や高校生の制服姿に「いよいよ秋か」「今年度もあと半年か」と思ったものです。中学校の教室では冬服の生徒が集まって「おはよう」「おはよう」の挨拶の中に、動から静への切り替えを衝撃的に受け止めたものでした。しかし最近は気象の変化もあり、衣替え移行期間を設けている所が圧倒的に多くなっています。節目が薄らいできました。境目が見えなくなってきました。ボーダーレスとは大げさでしょうか?自然の移ろいを気象や衣服から感じなくなることに一抹の寂しさを覚えます。「さあこれから」「さあ今日から」と心に節を創ることも自らに任されていきます。自ら感じる、自ら選択する、自ら判断することにもつながっていきます。自分見つめが問われています。

 レスで思い浮かぶのはシームレスです。切れ目がない、一体的を意味します。教育委員会の仕事でも学校での仕事でも、どんな職場においても円滑に職務が進められていくのは「パッチワークに走らず」「分掌に凝り固まらず」「手の差し伸べ合い」ができているかどうかです。「これは私の仕事ではない」「現在の仕事で手一杯だ」となると、どうしても組織に軋みが生じてきます。分掌は大切にしながらもお互いの仕事間に糊代部分を持ち合わせ、一体となって進めていきたいものだとつくづく思います。

 次のレスは「エンドレス」です。教員の働き方改革が問われています。子どもたちのためならばと自己時間を削って子どもたちのために費やす。道徳の教科化、小学校英語科の創設、プログラミング教育、新しい学習指導要領の実施等々新しい教育内容や指導に加えていじめの未然防止や虐待への対応等と学校は息つく暇がありません。削られる自己時間は益々増え仕事に終わりがありません。まさにエンドレスの状態です。エンドレスの状態は長くは続きません。心身に疲労が蓄積し子どもの前に立っての元気の無さは、子どもへの指導や学ぶ意欲に影を落としていきます。先生が元気であることが子どもたちの元気さに直結しています。国は月の時間外勤務時間数を45時間以内に、年間360時間に納めるよう通知を出しています。教員の勤務エンドレスに対応して各学校では次のような手を打っているところです。

・1週間のうち1日は定時で帰る日をつくろう

・毎日の勤務時間をタイムカード等で記録管理し勤務の見える化を図ろう

・始めと終わりの時刻を設定して会議に臨もう

・1学期通知表所見は三者懇談の場において直接伝えよう

・一人に任せきらずチームとして仕事をしよう

 時間は湯水と一緒で無限にある、際限なく使えると思えばそれに対応して無駄に使ってしまうこともありますが、有限である、限られた時間しかないと思えば、仕事の軽重や順番・やりくり等を考えることにより、脳は活性化し効率性が高まっていきます。町内の先生方は熱心な方ばかりです。「子どもたちのために」の原点は忘れることなく、エンドレス勤務からメリハリ勤務をと願っています。

 

 


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