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2019/10/01

10月教育長想いを語る(衣替え)

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             衣替えに思う ボーダーレス・シームレス・エンドレス

                                   川辺町教育長  長谷川哲

 

 毎年秋分の日前後になると開花スイッチオン、DNAが働いてヒガンバナが咲き誇り、野原一面を鮮やかな朱色に染めていました。今年はどうしたことでしょう?例年より1週間ほど遅れての開花でした。暑さのせいでしょうか?幾度の台風襲来の影響でしょうか?そういえば「暑さ寒さも彼岸まで」と言われてきましたが、ここ2~3日幾分涼しくなってきたと感じられるものの、朝に夕に秋が忍び込んで来たようには感じられません。未だに残暑ありです。

 さて10月を迎えました。以前の10月1日、その光景は夏服から冬服へ、白から黒への切り替わりが見事で、街を行く中学生や高校生の制服姿に「いよいよ秋か」「今年度もあと半年か」と思ったものです。中学校の教室では冬服の生徒が集まって「おはよう」「おはよう」の挨拶の中に、動から静への切り替えを衝撃的に受け止めたものでした。しかし最近は気象の変化もあり、衣替え移行期間を設けている所が圧倒的に多くなっています。節目が薄らいできました。境目が見えなくなってきました。ボーダーレスとは大げさでしょうか?自然の移ろいを気象や衣服から感じなくなることに一抹の寂しさを覚えます。「さあこれから」「さあ今日から」と心に節を創ることも自らに任されていきます。自ら感じる、自ら選択する、自ら判断することにもつながっていきます。自分見つめが問われています。

 レスで思い浮かぶのはシームレスです。切れ目がない、一体的を意味します。教育委員会の仕事でも学校での仕事でも、どんな職場においても円滑に職務が進められていくのは「パッチワークに走らず」「分掌に凝り固まらず」「手の差し伸べ合い」ができているかどうかです。「これは私の仕事ではない」「現在の仕事で手一杯だ」となると、どうしても組織に軋みが生じてきます。分掌は大切にしながらもお互いの仕事間に糊代部分を持ち合わせ、一体となって進めていきたいものだとつくづく思います。

 次のレスは「エンドレス」です。教員の働き方改革が問われています。子どもたちのためならばと自己時間を削って子どもたちのために費やす。道徳の教科化、小学校英語科の創設、プログラミング教育、新しい学習指導要領の実施等々新しい教育内容や指導に加えていじめの未然防止や虐待への対応等と学校は息つく暇がありません。削られる自己時間は益々増え仕事に終わりがありません。まさにエンドレスの状態です。エンドレスの状態は長くは続きません。心身に疲労が蓄積し子どもの前に立っての元気の無さは、子どもへの指導や学ぶ意欲に影を落としていきます。先生が元気であることが子どもたちの元気さに直結しています。国は月の時間外勤務時間数を45時間以内に、年間360時間に納めるよう通知を出しています。教員の勤務エンドレスに対応して各学校では次のような手を打っているところです。

・1週間のうち1日は定時で帰る日をつくろう

・毎日の勤務時間をタイムカード等で記録管理し勤務の見える化を図ろう

・始めと終わりの時刻を設定して会議に臨もう

・1学期通知表所見は三者懇談の場において直接伝えよう

・一人に任せきらずチームとして仕事をしよう

 時間は湯水と一緒で無限にある、際限なく使えると思えばそれに対応して無駄に使ってしまうこともありますが、有限である、限られた時間しかないと思えば、仕事の軽重や順番・やりくり等を考えることにより、脳は活性化し効率性が高まっていきます。町内の先生方は熱心な方ばかりです。「子どもたちのために」の原点は忘れることなく、エンドレス勤務からメリハリ勤務をと願っています。

 

 


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