毎年、数回にわたり「いじめ」や「生活」などのアンケートを実施し、
我々が日頃から観察して、感じている「子ども」の実態と比較し修正をしています。
「人」を正確に把握することは「大変難しいこと」です。
子どもたちの「自己申告」も、正直に回答する子どももいれば、正直に答えない子どももいます。
自分自身のことを「知られたくない?」のかもしれませんし、
「どうせ、先生や親に伝えても仕方がない?」と思っているのかもしれません。
保護者へのアンケートでも同じです。
「アンケート」をする、先生や学校を「信頼している」ことが基盤になります。
日頃から「信頼に値しない言動」をしていて、困ったら「相談してくださいね?」は・・・・・・。
アンケートは、そんな「日頃の自分自身を振り返る機会」にもなります。
また、「子ども」が感じていることと、家庭で「保護者」が感じていることも同じです。
保護者からの信頼がなければ、正直には回答していただけません。
かりに、正直に回答していただいている場合でも、子どもたちとの実態とかけ離れている
ことも、時にはあります。
「人」を観察し、「悩み」を察知することは、簡単なことではありません。
日頃から、「何でも話し合える!?」と感じている保護者や先生方でも、
実は、「心配をかけたくない!?」から、大事なことを相談されていない場合もあります。
「人」の心を察知する、知るというのは本当に難しいことですね。
ただ、「いつもとは違う?」ことだけは、毎日毎日、観察していれば、触れ合っていれば、
感じたり、気づいたりすることができる!!と考えています。
また「その変化」がわかったら、「そこから、その変化の原因を聞き出す」ことも、
日頃の人間関係を「大切に」「愛情もって」接していれば、きっと、多くの場合は
聞き出すことができたり、相談してくれたりする関係になれるのでは?と考えています。
そこで、勘違いしてしまうのは「信頼」と「好かれている」は違うということです。
また、「尊敬」と「好かれている」は違うということです。
我々教員や保護者は、「人気」を大切にする芸能人とは違うのです。
大人の階段を登り始めている「中学生」は、「ゴマをする」必要はありません。
ゴマをすらなくても、日頃からどれだけ真剣に「自分と向き合ってくれているのか?」
は感じています。
保護者のアンケートにも「思春期」を迎えて迷われている保護者も多くいますが、
人生に!子育てに!正解はありません。
唯一、正解があるとすれば「子どもの人生と真剣に向き合ってるのかどうか?」だけです。
アンケートは、あくまでも「一つの情報」です。
最後は、最重要は、「日頃からの関わりから来る、『何か変だぞ?』」という直感です。
直感を日頃からの「ふれあい」で磨きたいものです!!
子どもたちの未来のために、ともに、頑張りましょう!!