メニュー

西小学校東小学校北小学校南小学校相野山小学校香久山小学校梨の木小学校赤池小学校竹の山小学校日進中学校「日中健児のつぶやき」
学校の概要周辺地図年間・月間予定表交通安全学校からの文書学校からの各種おたよりR2 部活動方針部活動だよりリンクリストPTA活動日中健児のつぶやき(H30)日中健児のつぶやき(R1)日中健児のつぶやき(R2)
日進西中学校日進東中学校日進北中学校作品募集のお知らせ

日誌


2018/06/22

6月22日(金)自然体験教育

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
我々人間は、生きていくために呼吸をしなければなりませんが、酸素を出す「機械」として
一番優秀なのは木の葉っぱです。人間1人が呼吸し生きるために、約6本の木が必要だ
といわれています。
さらに私たちは、飛行機や車など文明の利器も多く使うようになりました。
これも酸素を使います。
電気を点けるにも酸素が必要です。
こうした生活に使う酸素まで含めると、人間1人が生きるために300本の木が必要だ
といわれます。ぜいたくな生活をすればするほど、さらに多くの木が必要になります。
同じように水も、人間が生きるために必要です。
森は、その水の確保にも大きな役割を果たします。
森がない山だと雨が降っても95%くらいは蒸発するかすぐに流れますが、
森林があると5、6割を保水します。
地球は「水の惑星」といわれるように、確かに水は多いのです。
しかしその約97.5%は海水で、飲めません。
陸上に2.5%ほどありますが、その9割は南極の氷だったり、地下深くにあって
人間の手には届かないところにあるのです。
つまり人間が飲めるのは、地球上にあるほんのわずかな水だけなのです。
しかもそれらも、浄化してきれいにしなければ飲むことはできません。
その浄化の役割をしてくれるのも森なのです。

作者は、世界の森をたくさん歩いて『森の惑星』という本を書きました。
「森があって初めて人間は生きられる」ということを知ってほしくて書いた本です。
高い鉄塔からゴンドラをぶら下げ熱帯の森を調査したことがあります。
それで分かったのが鳥と木が持つ深い関係でした。
実は、鳥がいないと森林を保つことができないということが分かったのです。
たとえば、メキシコ南部からパナマ高地の熱帯雨林に生息しているケツァールという鳥が
います。手塚治虫のマンガ『火の鳥』のモデルになった鳥です。
この鳥はアボカドの実を食べるのですが、その食べられたアボカドだけが発芽することが
分かりました。この鳥がいなくなってしまうと、アボカドは育たなくなるということです。
人間と森にも深い関わりがあります。
人間は、森から離れては生きていけないのです。
でもその森が、今世界的に壊れてきています。
だから再生させなければいけないのです。

ヨーロッパは戦争で多くの自然を失いました。
だからとても自然を大事にしています。
人々は森に遊びに出かけ、森をきれいにしています。
みんなでいい森づくりの努力をしているのです。
一方日本は、森の面積が国土の67%で、フィンランド、スウェーデンに次ぐ世界第3位です。
しかし、その大きさゆえに日本人には「森はあって当たり前」という意識が強く、
「森を大切にしよう」という意識がどうも薄いのです。
森に行く人の数もそれほど多くありません。
子どもたちの「生きる力」が問題視されている今こそ、森の大切さを見直す環境教育が
必要です。
そのためには、森に出かけて自然を体感させていくことが大切だと思っています。
現代の教育で端に追いやられがちな「自然体験教育」を、もう一度根本から見直していく。
それがきっと子どもたちの「生きる力」につながっていくと考えています。

私も、近くに「森林公園」があります。
その公園の中を「走ったり」「歩いたり」していると、自然の中で活かされていることを
実感します。
理科の教師としても、当然、感じていることですが、
「自然はお互いに活かされていることを感じながら、守らなければ・・・・・・・・・・」
ち、いつも、感じるのです。
何事も、「お互いの努力無くして」維持することは難しいものです。
未来の子どもたちのために、
後世に自然を残していきましょう!!
よろしく!!日中健児!!
07:27 | 投票する | 投票数(10) | コメント(0)