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2018/12/10

12月10日(月)こんな先生に

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
私は、「こんな先生に」なりたいなあ!という話がみやざき中央新聞に載っていました。
紹介します。
銀座にはバーテンダーの世界大会に行くような方のお店がひしめくようにあります。
もちろんお酒はおいしいのですが、「サービスも超一流」です。
私が行きつけのバーに行って「今日はちょっと考えごとをしたいな」と思っていると、
バーテンダーさんは私の前にカクテルを置いてスーッといなくなります。
「今日はちょっとお喋りをしたい気分だな」と思っていると、マスターはカクテルを置いて
「今日、お店忙しかった?」と話し掛けてきます。
私としてはそんなに変わりなかったはずなのですが、店に入ってくる様子を見ながら、
「今日この人はどういう気持ちで飲みに来ているのかな」とお客様の気持ちを推し図り、
その気持ちに合わせて「カウンター越しの距離感を自在にコントロール」できる。
これがプロのバーテンダーさんなんだなといつも感心しています。
こんな「距離感を自在にコントロール」できる、先生になりたいと思っています。

私も30年この仕事をしてきて、「本当のおもてなしの心というのはどういうことか」と
ずっと考えてきました。
クラブにいらっしゃるお客様は、いろいろな気持ちを表現しながら来店されます。
「ママ、今日はパーッとやるよ」とおっしゃるお客様には若くて元気な女の子たちを
配置します。
「ママ、僕たち今日は疲れちゃって」と言うお客様には落ち着いた女性を配置します。
ある時、「今日お店にあるドンペリ、全部空けて」とすごく豪勢なことをおっしゃる方が
いらっしゃいました。
でもそのお客様は、前回お帰りになるときに「今度、新規の契約何百億、絶対に取るんだ」
とあんなに張り切って帰られたのに、今日はそのことを一言も言わないのです。
「ということは、あの契約を取れなくてヤケ酒なのかな」と察して、そのヤケ酒に寄り添える
優しい女の子を1人配置しました。

そのように、お客様の気持ちを深く深く読み込んでいく域に到達していくことが「おもてなし」なのではないかなと思います。

日本人のおもてなしの心というものは、いろんなところで見えてきます。
私、普段は着物なのですが、たまにスーツを着なくてはいけなくて、銀座のブティックに
年に1回か2回行くのです。
その店にとって、私はたいした常連ではありません。
でも、お店に行くと1人の店員さんがニコニコして「亜紀さん、揃っていますよ」と、
バーッと私の好みのスーツを並べるんです。
しかも全部ジャストサイズ。
すごいなと思います。
この方は恐らく仕事をしながら、
「このスーツはあの方に似合うな」
「これは今度来たらあの方にお薦めしてみようかしら」と、
常にお客様のことを考えてお仕事をされているんだろうなと感心してしまって、
ついつい余分にスーツを買ってしまいます(笑)。
これはスーツにお金を払っているわけではないですよね。
その方の真心に対して私はお金を使いたくなったのです。
この真心を見習いたいなと、その方を見て感じました。

私はこの話を聞いて、「こんな真心を持った先生」になりたいと・・・・・・・。
日常では忘れていたことを、思い出させてくれました。
毎日、子どもたちと接していますが、「その接し方」は毎日違うのです。
いや、変えているのです!と言える先生を多く育てたいものですね!!
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