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2020/06/18

【日進中】6月18日(木)日本購読新聞

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
「親と子、一期一会のめぐり逢い」
          魂の編集長 水谷謹人
 この4月、宮崎市在住の行本月廣(ゆきもと・つきひろ)さん(65)が、認知症のお母さんの介護の日々を綴った40ページほどの小冊子を自費出版した。『婆あ様と俺とのつらつら日記』である。
  行本さんは地元の将棋界ではちょっと名の知れたアマチュア棋士である。ある年、将棋大会の賞品で「王将」という文字がたくさん入った日本将棋連盟謹製の大きめの湯呑をもらった。行本さん自慢の湯呑だ。
  こんなエピソードがある。その日の夕食もいつものようにお母さんと2人。90歳を超えたお母さんは総入れ歯だから食べるのが遅い。
  お母さんは、先に食べ終えた行本さんに言った。「茶碗はそこに置いたままでいいよ。私が洗うから」
  「たまにはいいか」と思い、行本さんは席を立った。
  ひと仕事終え、台所に行って絶句した。「サイズがちょうどよかったのかな」とも思った。「王将」の湯呑の中で入れ歯が泳いでいた。
  お母さんの認知症は2015年の夏に発覚した。92歳の時だった。「財布がない」と電話が度々掛かってくるようになった。様子を見にいった行本さんの奥さんが帰ってくるなり言った。「お母さんが、危ない」
  翌日から息子である行本さんが一緒に住むことになった。症状は「時々目の前の人が息子と分からなくなる」、はたまた「時々自分がボケていることが分かる」という中度認知症。その狭間でもがいているお母さんを見ているのがつらい行本さんだった。
  介護を始めてから2年経った頃、行本さんはこんなことを書いている。「一緒に過ごしてて『気絶させて黙らせようか』と思うつらさは正直幾たびもあります」
  その気持ちをつい言葉にしてしまったことがある。その日もお母さんは行本さんと顔を合わせる度に、「私しゃボケちょんなぁ~。何の役にもたたん。生きちょる甲斐がない。早くケ死ねばいっちゃけど。勝手に死ぬわけにはイカンし」と、繰り返し繰り返し、あまりにもしつこく言うので、「それなら首締めてやろうか!」と言ったのだ。するとお母さんは言った。「息ができんがね!」
  さらに2年半の月日が流れた。今家の中にお母さんの姿はない。行った先はあの世ではなく、施設だった。
  「最後まで面倒看る」と覚悟していた行本さんだったが、体力も精神力もついてこなかった。この4年半で二度も入院したのは行本さんのほうだった。
  今、穏やかな日々の中で思う。
  「認知症の人の面倒を看るのは息子(男)のほうが適任ではないか」と。抱き上げたり、時には強引に車に乗せたり、腕力が物を言う場面が多かった。
  また、今までの人生で味わったことのない気持ちも味わった。時々「息子にメシを作らねば…」とか「肩凝っちょっとね。揉んでやるわ」と言うお母さん。90を超えても、ボケてもなお母親であろうとする姿に、「こうやってお袋は俺を育ててくれたんだ」と思えてきて泣けた。
  そして「この4年半は、65年の人生の中で“一番幸福な時間”だったような気がする」と、お母さんと共に暮らした日々を振り返る行本さんである。
  奈良県では、毎年11月11日の「介護の日」の前後に「親守唄・歌会」が開催されている。子が親のために作った「親守唄」を全国から募集し、入選した作品を披露する。
  昨年は、さいたま市の61歳の男性の作品『今ありがとうの言葉を』が《作詩・作曲の部》で親守唄大賞を受賞した。こんな歌詩だった。
  「…母に手を引かれて/初めての小学校/ふと見上げた校舎と/そして桜の花よ/いつか時は巡り/今母の手を引き/優しき桜を見つめてた春の日/…もしもできるならば/もう一度会いたい/そして伝えたい/ありがとうの言葉を」
  かつて親が幼子に歌った子守唄。時は流れ幼子は大人になる。気が付くと親が幼子のようになっている。その時初めて気付くのだ。「この人に育てられ、支えられて今がある」ということを。そして親守唄が生まれた。
  たった一度しかない人生で、たまたまめぐり逢った親と子。これも一期一会のご縁なのだろう。

どんなに頑張っていても「一人で生きているのではない!」
だれかに育てられ、支えられて「今がある」ことに、どこで、気づくのでしょうか?
今、日中健児は「思春期、真っただ中!」です。
親子が必死になって「子育て」「親育て」をしています。
ばかやろう!と思うこともあるでしょう。
しかし、神様が与えてくれた「親子の縁」です。
一期一会を大切に生きていきましょう!!

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