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日中健児のつぶやき(R2) 7/1~7/31


2020/07/06

【日進中】7月6日(月)日本購読新聞

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
バランスよく「てんびん棒」をかつぐ
魂の編集長 水谷謹人
 なんと、あの伝説の企業研修映画『てんびんの詩(うた)』が、PHPから漫画本になった。「下手なビジネス書を100冊読むより『てんびんの詩』を観ろ」と言われるほど、その手の研修会で使われてきた。「私財を投じてでも伝えたいことがある」と、映画制作にあたり資金援助したのは(株)イエローハットの創業者・鍵山秀三郎氏だ。
  『てんびんの詩』は、近江商人の魂を描いた映画である。時代は大正13年の春。近藤大作という13歳の少年が旧制小学校を卒業した日から、この物語は始まる。彼は豪商・近藤商店の長男で、本人も友だちも、卒業後は八幡商業に進学するものと思っていた。しかしその日、父親が卒業祝いにと、くれたものは30個の鍋蓋だった。
  「明日からこれを売ってこい。よう売らんようなら跡継ぎにはなれん」というのだ。思わぬ贈り物に憮然とする大作だったが、近藤商店に出入りするお得意さんなら買ってくれるだろうと安易に考えて床に入った。
  翌朝、日の出前に母親から叩き起こされた。「人様が働きに出はってから訪ねても何にもなりまへん」と叱咤され、丁稚(でっち)の着物を着せられて送り出された。
  「近藤の息子です」とあいさつすると、皆愛想よく迎えてくれるが、「鍋蓋、買うてくれ」と言うと、皆「要らん」と言った。「おまえんとこを出入りさせてる近藤の息子が買え言うてんのや!」と、親の威光を振りかざしたが、逆に「ぼん、商いというのはな…」と説教される始末。その度に「二度と来るか!」と捨て台詞を吐く大作だった。

 次に、やり方を変えた。知らない家に飛び込み、笑顔と揉み手でへこへこ媚びて売ろうとした。そしたら「このガキ、気色悪い!」と追い出された。
  その次は「これ売らんと、帰って継母にひどくいじめられます」と、同情させて売ろうとした。たまたま近藤家の遠い親戚の家だった。家の主人に「情けないやっちゃ。売りたいばっかりに嘘ついて親を悪者にするとは」と激怒され、ぼかすか殴られた。

 一つも売れないまま3か月が過ぎた。大作は最後の手段に出た。教師をしている母親の妹を訪ねることにしたのだ。あの優しい叔母なら絶対買ってくれると思った。  叔母の家は40キロ離れた隣町にあった。朝出発して、叔母宅に着いたのは夕方だった。事情を話すと叔母は同情してくれた。しかし、非情にもこう諭(さと)すのであった。
  「あんたは跡を継ぐためという、自分の都合で鍋蓋を売ろうとしている。跡を継ぐとは一生楽に暮らせる権利を受け継ぐことと違うで。跡を継ぐとは自分を殺してお客さんや店のみんなのために奉仕することや。今すぐ帰りなはれ!」

 いろんな大人が大作に説教した。どの人の言葉も厳しく、温かく、そのまま名言になるような言葉だった。「物を売るとは」「お金をいただくとは」、その厳しさと奥深さを教えられる映画だが、それがそのまま漫画になっていた。
  先月6日、戦後の日本の商業界を牽引してきた商人(あきんど)の1人、西端春枝さんが逝去された。大正11年生まれの98歳だった。
  終戦の翌年、GHQの教育統制に失望し、小学校教師を辞して商売の世界に身を転じた夫と共に「高度成長の昭和」を歩んできた。
  最初の2年間は夫と行商をして歩き、昭和25年に一坪半の衣料品店「ハトヤ」を大阪・天神橋筋に出店させた。
  水道も便所もない店舗兼住居で悪戦苦闘した当時の話を松岡浩著『一隅を照らす』という小冊子で読んだ。後の大手スーパー「ニチイ」である。武士が絶大な権力を握っていた江戸時代に武士の「人」としての規範を説いた「武士道」の基礎が確立したように、商人の世界でも同時代に「商人道」が生まれた。
  「売れてなんぼの世界」ではない。「己の人格を磨き、お客を幸せにし、地域に貢献してなんぼの世界」でなければ商売は成り立たないという「商人道」は、時代をまたいで日本中の商業界に広がっていった。
  通販で便利に買い物ができる時代である。だがしかし、「てんびん棒」の向こう側に「商人道」がなければ、豊かな経済社会のバランスは取れないだろう。
「道」とは?
「人」としての・・??
「人格」を磨くとは?
楽をして歩める「道」はなし!
「楽」をして、「人格」を磨くことも困難であり、「人」としても・・・・。
ただ、親になると、目の前の子どもに「苦労」をさせる勇気、強い気持ちも・・・。
心を鬼にして!!という言葉は、
ライオンの親は子を、谷底に落としてまでも・・・・、というのは、
遠い昔なのでしょうか?
その時代の流れが心配ですね!
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