校長ブログ

日南だより >> 記事詳細

2020/09/17

【南小】ちょっといい話

| by 南小学校管理者
 一昨日、東山グランドに水筒の落とし物がありました。それを梨の木小学校の保護者が見つけて拾い上げると、きちんと名前が書いてありました。東山グランドは南小と梨の木小の境界にありますが、距離的には梨の木小の方が近いです。そのため、保護者はまず、自分の子が在籍する梨の木小に電話して水筒に書いてある名前を伝えました。
 すると、梨の木小には落とし主がいないことが分かったため、昨朝、南小に電話を掛けてくださいました。教職員がその電話を受け、梨の木小の保護者から話を聞いて、水筒の落とし主が南っ子だと判明しました。
 その後、梨の木小の保護者は、水筒を南小まで届けに来てくださいました。届けられた水筒は中まで奇麗に洗ってあり、さらに冷えたお茶のペットボトルが添えられていました。水筒がないため水分がとれず、落とした子が困っているのではないかと心配してくださったのです。
 コロナ禍の今、誹謗中傷や偏見・差別が横行し、ウイルスよりむしろ人間の方が怖いと言われる残念な世の中になっています。そんな中で、この心温まる話は、世の中に希望の光を注いでいるように感じました。