立正佼成会
国際宗教協力専任部長
WCRP日本委員会活動会員
和田 恵久巳

「過去も変化する」

「諸行無常」―この世のすべてのものごとは、絶えず変化していて、ひとときもとどまることがない、と教えていただいています。本年は、第10回世界大会がドイツ・リンダウで開催され、WCRP/RfPも一つの節目を迎えて、次のページが捲めくられようとしています。

私自身も12年間お世話になった事務局から、昨年12月に所属教団に異動するという大きな変化がありました。これまで数えきれないくらいの学びや気づきがありました。特に関係の先生方には、活動へのご参加や執筆、会場提供など、様々な(ときに無理な)お願いをさせていただきましたが、その度になんとか時間や事情をやりくりし、協力しようとしてくださいました。私にとって先生方のそういった姿勢や行動がお手本となり、またそれぞれの宗教の教えを体感する貴重な機会となりました。

日本委員会は、2012年に公益財団法人に移行し、タスクフォースが立ち上げられ、より実践的にまた行動的にと変化してきました。和解の教育タスクフォースでは、一昨年4月、内容未定のまま7月から連続セミナーを開催することを決めてスタートしました。8回のセミナーは、同和問題、修復的正義、ヤジディ教、福島の復興住宅などの事例から、対立から和解への具体的な手法を学びあう場となりました。参加者がワークショップのファシリテーターを務め、最後には自分たちでアクションプランを作成し実践するものとなりました。

セミナーの一環で昨年9月にはフィリピン・ミンダナオ島を訪問しました。戦争の深い傷跡はありますが、一方で20世紀初頭にミンダナオ島に移住した日本人たちが、現地で家庭を築き、ダバオの街をつくって病院や学校、霊園も運営していたことを知りました。戦争によって、日本人の夫たちは強制送還され、残された家族も苦難を強いられました。今も多くの方々が再会できないままになってい
ます。

昨年10月に開催された第2回日韓宗教指導者交流プログラムのシンポジウムにおいて、強制労働による犠牲者の遺骨奉還活動を40年以上にわたって取り組んでいる殿平善彦住職(浄土真宗本願寺派一乗寺)から基調講演をいただきました。「過去の悲しい出来事があったからこそ、日韓の青年と共にこの活動ができる」という言葉にはっとしました。そして過去に起きた出来事自体を変えることは不可能かもしれない、けれどその意味や価値は変えられるのだと。

過去をどう変化させるのかは、今ここにある私たちに託されているのだと。国と国、人と人、その間に様々な過ちを起こしてきましたが、いま・ここから、これまでとこれからの変化を意識して考え、行動したい。


(会報2月号より)

 

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