東日本大震災から3年目を迎えようとしていますが、被災地域では依然として課題が山積しています。現在も27万人を超える方が避難生活をおくり、その多くは将来の見通しがつかない状況で厳しい生活を余儀なくされていまする。避難生活が長期化する中で、精神的・肉体的疲労などによって亡くなる、または自らいのちを絶つ震災関連死は2600名を超えます。福島県では、2013年11月に震災関連死が地震や津波による直接死の人数を超え、大きな問題となっています。
また、子どもへの深刻な影響も明らかになってきています。宮城県沿岸部の8割以上の小中学校の校長が、自校の児童・生徒への震災の影響について、「事態は深刻」と危機意識を持っています。主な問題は「家計が苦しい」「家庭学習の場を確保できない」「精神面で不安定」「学力・体力の低下」など多岐に渡ります。福島県でも、全国で突出して子どもの肥満傾向が進んでいることや、震災以降、不登校者数やいじめの認知件数が顕著に増大していることが指摘されています。
一方、東日本大震災への支援団体やボランティア数は減少の一途を辿っており、震災の風化がより一層懸念される状況にあります。
このように東日本大震災が忘れられつつある現状の中で、WCRP日本委員会は、2014年も以下の復興事業を実施します。
(1) テーマ「東日本大震災をけっして忘れない」ための祈りと行動
(2) 方 針①「失われたいのち」への追悼と鎮魂
②「今を生きるいのち」への連帯
③「これからのいのち」への責任
(3) 実施期間
2014年3月~5月(以下事業ごとに実施日時が異なる)
プロジェクト ・東日本大震災の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式
・14:46の1分間の黙とう
・復興ボランティア
・WCRP復興支援募金
・復興のための宗教者円卓会議
プロジェクトの詳細は
こちら