南小学校の畑にはたくさんの野菜が植えられています。今、その中で一際目を引くのがキャベツです。どれも大きく育っているのですが、
すべてのキャベツに無数の穴が開いています。それは、アオムシ(モンシロチョウの幼虫)が食べまくっているからなんです。キャベツ畑の近くの校舎の壁には、たくさんのさなぎがへばり付いています。成長したアオムシが壁に移動し、羽化するのに適当な場所を探して、そこでさなぎになるのです。
モンシロチョウは、子どもたちにとって大変身近な昆虫で、生活科や理科の学習でも取り上げられています。最も深く追究するのは3年理科の学習単元「チョウを育てよう」です。子どもたちが、キャベツ畑から幼虫の付いた葉を持ってきて、教室で成虫になるまで育てます。そして、その観察・記録等を通して成長過程や体のつくり等を学習します。自分たちが育てたアオムシがさなぎになり、さなぎから美しいモンシロチョウが出てくる感動は、生涯忘れられないでしょう。
まさに生命の神秘ですね。
感動した分、人は成長する!我々教員は、授業や行事等、いろいろな場面で、南っ子たちに感動を味わわせたいと考えています。