本日の5・6時限目、6年生の各教室で国際理解講座(総合的な学習の時間)が実施されました。講座名は「児童労働・貧困~作って△~」、講師は「あいち国際理解教育ステーション(AIS)」の皆さんです。ねらいは、「
貧困状態の家族になるシミュレーションゲームを通して、開発途上国の子どもたちの置かれた過酷な状況を知り、児童労働を始めとする世界の課題に目を向けるきっかけとする」でした。
「質より量・否定しない・よく聞こう」というルールが示されたワークショップ形式の講座に、子どもたちはどんどん引き込まれていきました。「カカオを収穫している子どもたちは、それがチョコレートになることを知らない」「兵隊として戦争にかり出される子どもたちもいる」「約束違反の長時間労働や暴力にも文句が言えない」・・・。貧困状態にある子どもたちの状況があまりにもショッキングたっだため、6年生の心は大きく揺さぶられていました。
思ったこと、考えたことの発表では次のような意見が出ました
。「学校に行けることがありがたいと思った」「自分たちがいかに恵まれているか分かった」「子どもたちをだます大人たちが許せない」「1億5千万人以上もいる児童労働がこの世界からなくなってほしい」・・・。6年生の南っ子たちは、この講座を通して本当に大切なことを学びました。
学校に行けることは、あたりまえでしょうか?給食を食べられることはあたりまえでしょうか?「あたりまえ」だと思いがちなことにも、「ありがとう」という感謝の心をもって生活できる人でありたいですね。