日誌


2021/03/11

【南小】東日本大震災から10年

| by 南小学校管理者
 本日の給食後、全校放送による「東日本大震災追悼の会」を行いました。校長講話概要は次の通りです。
「さて、今日は3月11日ですが、どんな日か知っていますか?そう、ちょうど10年前の3月11日、東北地方を中心に東日本大震災が起こりました。
 10年前ですから、覚えている人はいないと思いますが、校長先生ははっきりと覚えています。地震が起きた午後2時46分は6時間目の授業の最中でした。校長先生は当時勤務していた赤池小学校の職員室にいました。ゆったりとしたわずかな横揺れが結構長い時間続き、船に乗っているような変な感じがしました。テレビをつけると『東北地方で大きな地震が起こりました』というニュース速報が出ていました。それまでに日本で起こった地震の中でいちばん大きな超巨大地震ということでしたが、その後の予想を遙かに超える巨大な津波が被害を更に大きくしました。
 宮城県石巻市の大川小学校では、海から川を約5キロもさかのぼってきた大津波に、避難する途中の子どもたちが呑み込まれました。全校児童108人中74人が犠牲になったほか、教師も13人中10人が犠牲になりました。本当に悲しい出来事です。日本全体では東北地方を中心に2万人以上の犠牲者が出ており、今でも約2千5百人もの人が見つかっていません。さらに、福島の原子力発電所が津波の被害を受け、大量の放射能漏れが起きました。その影響で今も家に戻ることができない人がたくさんいます。
 東日本大震災を通して、改めて『いのちの大切さ』『助け合うことの大切さ』などについて考えました。皆さんも、東日本大震災のことをしっかり学び、今一度、災害が起きたときの避難の方法『自分の命(身)は自分で守る』ことなどについて、真剣に考えてくださいね。
 一分間の「黙とう」は、本来14:46に実施すべきですが、日課の都合上、校長講話の中で行いました。その後、各教室で担任が学年の発達段階に応じた講話を行いました。ご家庭でも、災害が起きたときの避難方法や「いのちの大切さ」などについて、話題にしていただければと思います。

※今から76年前の昨日(3月10日)、米軍による東京大空襲で約10万人が亡くなったことも、風化させてはいけない出来事ですね。