本日、1時限目:3年1~3組、2時限目:3・4組を対象に、社会科学習の一環として
「昔の日進市のお話を聞く会」を体育館で開催しました。講師の中川啓二様は、生まれも育ちも日進で、今も折戸町在住の83歳です。
中川様は自らの体験談を、
自作の紙芝居を交えたり
ラジオ等の実物を見せたりしながら分かりやすく話してくださいました。中でも戦時中の話は大変興味深く、折戸上空で行われた
日本軍とアメリカ軍の戦闘機による空中戦を見た話や、農兵が西小学校で寝泊まりするため
宝泉寺で勉強していた話などに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。また、戦後の食べる物も着る物もない悲惨さを、闇市や配給を例に出して話してくださり、子どもたちは
自分たちがいかに恵まれているかということを実感していました。
授業後に中川様は、持参した品々を子どもたちに触らせてくださいました。真空管ラジオや日進市でとれた磨き砂を間近で見たり手製の着物や天秤ばかりを手にしてみることにより、子どもたちは昔の暮らしへの関心を高めていました。ご家庭でも、昔の暮らしについて話題にしていただけると、子どもたちの学びは深まると思います。