日誌


2020/12/01

【南小】岩崎城の話を聞く会(3年生)

| by 南小学校管理者


 昨日、3年「総合的な学習の時間」の一環として「岩崎城の話を聞く会」が開催されました。講師は、昨年度まで南小学校に勤務していた近藤世吾先生です。本来なら体育館で3年生全体に向けて講義を行っていただくところですが、3密を避けるため多目的室で3回に分けて実施していただきました。
 流れるような展開と巧みな話術で、子どもたちはどんどん戦国の世に引き込まれていきました。子どもたちは40分間全集中の状態で、うなずいたりメモをとったりしながら真剣に話を聞いていました。講義後の質問コーナーでも多くの手が挙がり、3年生の歴史への関心の高さにびっくりしました。大河ドラマ「麒麟がくる」や漫画「鬼滅の刃」の影響があるかもしれませんね。
 「岩崎城の戦い」は歴史的に大変重要で、社会科が専門の私も以前から強い思い入れがありました。徳川家康が幕府を開くことができたのは、この戦いのおかげと言っても過言ではありません。日進市の社会科副読本「わたしたちのまち日進」には、今でこそ2ページにわたって「岩崎城の戦い」に関する記述がありますが、平成23年度までは触れられていませんでした。当時、副読本の編集に関わっていた私は、何としても日進市の子どもたちにこの戦いの意義を知って誇りに感じてもらいたいと考えました。そして、その思いが現在に至るまでの記載につながったのです。
 岩崎城祉公園に足を運んだ際には、是非、江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の書による「表忠義碑」を見てください。そして、「岩崎城の戦い」で全滅した丹羽軍への徳川家の感謝の気持ちを感じ取っていただけたらと思います。