南小学校では
“授業は教師の命”をモットーとし、
教師力の中核を授業力と捉えています。今年度の現職教育のテーマは、「
主体的に考え、伝え合うことで学びを深める児童の育成~ユニバーサルデザインの視点を取り入れた国語科の指導方法の工夫~」です。
本校では数年来、ユニバーサルデザインの視点を取り入れた「誰もが思考することができる(考えようとすることができる)」授業を目指してきました。その流れを継続しつつ、新学習指導要領が示す
「主体的・対話的で深い学び」を実現できるよう、
伝え合い(「話す・聞く」)の活動を通して、思考力や想像力の育成することを目指したいと考えました。特に国語科を対象としたのは、
国語科がすべての教科の基礎となるものであり、伝え合いと共に「読む」力を育てることで、より深く思考することができるようになると考えたからです。
今年度はコロナ禍により、現職教育のテーマに沿った実践が危ぶまれていますが、一人年間最低1回の研究授業を例年通り実施するなどして、全教員の授業力向上を図っています。その一環として、本日の2時限目に2年4組で、担任の緒方先生による国語の研究授業が行われました。「どうぶつ園のじゅうい」という説明文の授業は、
「新しい生活様式」に配慮しながらも現職教育のテーマを意識した展開となっていました。担任の
指示・発問が明確で子どもの
心を揺さぶる工夫を随所に取り入れていたため、皆が
生き生きと学びに参加していました。しかし、短冊を操作する子どもたちの活動等で、まだまだ課題もありました。これからも南小学校は、
“分かる授業、楽しい授業”を目指して取り組んでいきます。