日誌


2020/10/13

【南小】ストップ温暖化教室

| by 南小学校管理者


 南小学校の5年生は、「総合的な学習の時間」で環境について学んでいます。その一環として、昨日・今日の二日間にわたって理科室で、「ストップ温暖化教室」が開催されました。昨日→1組(1~2時限)・2組(3~4時限)、本日→3組(1~2時限)・4組(3~4時限)という日程で、講師は愛知県地球温暖化防止活動推進員の伊藤昭彦先生でした。
 「①地球が危ない! ②暮らしの中の電気 ③地球を守るためにできること」という学習プログラムの中で、子どもたちは多くのことを学びました。「①地球が危ない!」では、地球温暖化の影響で異常気象が多発し、それが氷河の後退や台風の強大化を招いたり動植物の生態系に変化を及ぼしたりしていることを学びました。
 「②暮らしの中の電気」では、二つの実験を行いました。火力発電の仕組みを知る実験では、理科室内の二酸化炭素濃度が上がったことを確認しました。そして、石油や石炭などの化石燃料による発電が、温室効果ガスの二酸化炭素を増やしていることを学びました。また、二つの電球を比べる実験では、同じ明るさでも白熱電球よりLEDランプの方が圧倒的に消費電力が少ないことを確認しました。
 「③地球を守るためにできること」では、二酸化炭素を減らす方法を考えました。暮らしの中での二酸化炭素を減らすには、企業が太陽光や風力等の再生可能エネルギーを増やしたり家庭が電気自動車やLEDランプ等の地球に優しい製品を選んだりすることが大切です。そんな中で、自分たちにできることは毎日のシャワーの水量を減らしたり同じ部屋で過ごす人数を増やして家の中の冷暖房や照明を減らしたりすることです。
 伊藤先生の思いのこもった講義とグループ実験等により、子どもたちは2時間とも集中して学習することができました。「ストップ温暖化教室」を通して高まった「ストップ!温暖化」の意識が、今後の生活の中で行動として表れていくことを期待しています。