4年生の算数「直方体と立方体」の授業です。面や辺の平行や垂直を考える場面です。よく「算数と数学の違い」について聞かれることがあります。算数の一番の特徴は「日常生活で触れるもの」や「身の回りのもの」を考えることです。それに対して数学では、抽象的にものごとを考え進めていく活動が多くなります。算数では、物の個数から始まり、時計の読み方、長さ・重さ・かさ、速さ、密度などの学習が主な内容となります。小学校段階の子供たちには抽象的に考えを進めるよりも具体的な物を用いた方が理解しやすいです。「実感を伴った理解」という言葉が使われることも多くあります。本日の授業でも自分で作った直方体のモデルを使って、平行や垂直な位置関係を見つけていました。具体物を使って考える活動は、刺激が多くなりより脳が活性化すると同時に、子供たちの学習が主体的なものになっていきます。