1年生は、3学期当初から1月末に学習発表会を実施する予定で発表練習を始めていました。しかし、緊急事態宣言が出されたことにより、次の候補日を2月7日の緊急事態宣言あけに想定していました。残念なことに緊急事態宣言は1か月延長が決まり、どのように実施していけばいいのか迷うことになりました。ただ、1年間どの学年よりも大きな成長をみせた1年生の姿(入学後の1年間の成長ぶりが一番大きいです)だけは保護者の皆様に見ていただきたいという思いから、実施方法工夫しての実施に踏み切りました。1年生の子どもたちのモチベーションも考えてこの時期の実施としました。
2限目と3限目をつかって学級児童の半分ずつが発表します。そして半分の児童は、別室で自習をしています。半分の人数の中でさらに少人数グループを作り、その少人数グループごとに「せいかつ」「こくご」「さんすう」「たいいく」「ずこう」「おんがく」で学んだ成果を発表していく方式です。本日は、真ん中に位置する2組をあけて、1組・3組が実施しました。
教室内は保護者の皆様が間隔を広めにとって座っています。発表する学級の半分の子どもたちは、フリースペースで自分たちの出番を待ちます。最後の発表は、全員(学級人数の半分)で鍵盤ハーモニカを演奏します(音楽で学んだ曲です)ので、それまでに5ないし6の少人数グループの発表が行われることになります。
「せいかつ」では、コマ回し・あやとり・おてだまなどが実践を含めて紹介されていきます。巧みな腕前、指使いで驚くほどのテクニックも見られました。回っているコマに「回しひも」をひっかけて空中に放り投げ手のひらで受け止める。私自身、昔実際にやっていましたが、なかなかマスターできませんでした。それを軽々(?)やっている姿を見ると感動でした。あやとりを器用に組外し完成形へあっという間に!凄いです!
「こくご」では、ひらがな・カタカナそして漢字!を友達同士の問題形式で黒板に書き上げていきます。一定の時間でどれだけクリアできるか!そんなゲーム的な要素も組み込まれていて、緊張感と楽しさを同時に味わうことができました。教科書の朗読も素晴らしいです。感情の込め方にも感心させられましたが、友達同士での台詞の交換やスムースな繋ぎにも練習の成果が感じられました。
「さんすう」でも、友達同士がカードで問題を出しながら一定時間でどれくらいの問題をこなせるか挑戦していました。テンポの良さを感じながら見させていただきましたが、かわいい妹さんがお兄ちゃんを応援する微笑ましい場面も見られ、気持ちが温かくなりました。
「たいいく」では、フラフープやマット運動をが見られました。徐々にテクニックを難しくしていく演出や競い合い要素を取り入れた発表など学級による違いや工夫も見られ技の凄さを楽しみながら見ることができました。ほとんど身体が動いていないのにフラフープが一定の弧を描きながら回っている様は、「凄い!」の一言でした。
「ずこう」もクイズ形式で、絵を描いたり描いた絵を保護者の皆様にあててもらったり、しりとりを「絵」ですすめたりと色々な描写に取り組んでいました。総じて凄いなと感じたことは、1年生であるにも関わらずチョークを皆が上手に使っているということです。私自身教師になったばかりの頃は、チョークで上手に文字や絵を描くことができず夜密かに練習したものです。ですから、子どもたちの姿から日常の学習でも子どもたちが黒板に出て答えを書いたり考えを書いたりする場面が多いのだろうなと想像することができました。
「おんがく」最後の鍵盤ハーモニカの全員での演奏は素晴らしかったです。皆堂々と自信をもって吹き込み、そして指を動かしていました。少人数で発表した後の全員発表であったので、心がしっかりと座っていたのかも知れませんね。とても上手でした。1組・3組の皆さん素晴らしい発表で沢山の感動をもらいました。今日まで、気持ちを前向きに持ち続け本当によくがんばってくれました。ありがとうございました。
そして、保護者の皆様、早朝より学校にお越しいただき最後まで子どもたちの発表を見学し温かい拍手や励ましのお言葉を贈っていただきましたことに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
19日(金)に1年2組の発表が控えております。これまでの練習に取り組む姿から今日の1組・3組と同様の発表になると信じております。保護者の皆様におかれましては、ご多用の中かとは存じますがぜひお越しいただき子どもたちに声援と励ましのお言葉を贈っていただきますようお願い申し上げます。
「□□ができたら、拍手してください!」・・・本当に1年生はかわいいですね。