2018/05/23 | 5月23日(水)昨日は、・・・・ | | by 日進中学校管理者 |
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昨日は、一日、名古屋市に出張してきました。
午後、愛知県小中学校長会総会および研修会を行いましたが、
その研修会では、「青山学院大学 陸上競技部長距離ブロック監督」
「原 晋」氏の講演を聞きました。
演題は「青山学院大学を箱根駅伝4連覇に導いた言葉」
~子どもの成長のために今できること~
です。
何となく、具体的な話が聞けるのかな?と考えていましたが、
さすがに、校長先生方を相手にする講演会です。
実は、演題とは違って?「組織をどうやって成長させていくのか?」
が中心だったように思います。
原監督が、地元名古屋の「中京大学体育学部」だったこと、
指導経験が全くなく、箱根駅伝を走った経験がない!
各大学のOB会が「大学駅伝に大きな影響力を」与えている状況の中で、
原監督は異質な存在です。
結果が出るまでは実績のない原監督は、かなり「パッシング」を受けていたそうです。
その原監督を助けてくれたのが、大学に行ったときの「原監督の一期生」だったそうです。
結果の残せなかった「あの時期に一期生」がいたからこそ「今がある!」
最初から「良い結果なんて」「言い組織なんて」あるわけもなく・・・・・・。
そこで、揺らがなかったのが「明確な目標設定」です。
その目標があるからこそ、「今は・・・・・」とがんばれたのだと考えます。
そして、原監督が一番苦労したのが「規則正しい生活」をチーム全体で身に付けること!
だったそうです。
規則正しい生活が「基盤」にあって、
はじめて、「厳しい練習が効果を上げ」
規則正しい生活で「食事」をしっかり取るから
はじめて、「体幹のしっかりする体ができあがる」という哲学ですね!
練習内容もさることながら、やはり、基本は「生活習慣」ですね。
生活習慣は、そのまま、「その人の人生」に表れます。
練習だけ「キッチリ」「しっかり」なんてあり得ませんね。
大切な話でした。
最後に、大学生でも
最初は「管理」「しつけ」「ティーチング」で始まり、
少しずつ、自分たちで「話し合い」「ミーティング」できるチーム・組織にしていく。
監督がいなくても「自分たちで」「自主運営できる」チーム・組織づくりです。
これは、1年間でもその考え方であり、大学4年間でもその考え方であり、
原監督が来てからのチーム作りでもその考え方の繰り返しです。
チェックし、修正しながら、最後は「自治運営」です。
学校経営、学年経営、学級経営、部活動経営すべてに当てはまる考え方ですね。
私も、いつも、「子どもたち」にも「先生方」にも伝えていることと同じでした。
再確認でき、自信になりました!
ビジネスマンから「大学の駅伝監督」に転身した原監督ですが、
基本的な考え方は「どの社会でも」通ずるものがありますね!
私も、同感です!久しぶりに楽しい講演でした。
ちなみに、原監督のお父さんは教頭先生だったそうです!
ともに、頑張りましょう!