教育新聞によると
「いじめ」の認知件数が過去最高「54万3933件」に上ったそうです。
1985年6月に文部省から「児童生徒のいじめ問題に関する指導の充実について」
が出され、「友人間の問題の克服も、本来、『子どもの世界』に託す部分が多い」としながら
「今日の児童生徒間におけるいじめが極めて深刻な状況」にあるため、「『子どもたちの世界』
にあえて手をさしのべる」との基本認識が冒頭に述べられています。
その「子どもの世界」に侵入して「40年以上」の歳月が流れました。
定義の変更や法の制定など、さまざまな施策が展開され、その成果も上がってきてます。
「いじめを見逃さない!許さない!」という世論の形成が一番です。
社会の見方も「認知件数=学校の対応の評価」へと変化してきました。
ここで問題なのは、神田外国語大学客員教授によると、
全国津々浦々で「被害者意識が強すぎる保護者の訴えに苦慮している」。
「子どもたち同士は仲良くしているけれど、保護者の対立が終わらない」。
というものです。
「悪口を言われたような気がした?」
「頑張ってといやみを言われた?」など、審議の遡上に上がりますが
被害を訴える保護者の中には、加害者とされる子どもを「恫喝」したり、罵詈雑言を
浴びせたりするケースもあります。
重要なのは「こうした保護者の子どもには、周囲の者は近づこうとしなくなる!」
ということです。これを、教授は「子どもの最善の利益の保証」から遠くかけ離れた
「大人の最悪の利害の相克」と言っています。
今、「子どもの世界」で解決できたことができなくなり、「大人が介入する」ことで
大人への階段を登っている子どもたちが「苦戦」しています。
余程注意深く観察しながらも、子どもたちの世界に委ねる部分を大切にしなければ、
大人になって「人間関係のもつれ」を解決できない大人が増えていく!!
と私は「心配」しています。
最近の「若者」を見ていて・・・・・・・。
みなさんは、どう思われますか?
小学校の「暴力事件の件数」が全国で、約8000件増加しているようです。
今、落ち着いているから?大丈夫?
相変わらず、学校で「授業が成立していない」学校は存在していますよ!?
子どもたちの変化に「敏感に」ならなければ・・・・・・。
ともに、頑張りましょう!!