2019/12/04 | 12月4日(水)結果が出なくても?? | | by 日進中学校管理者 |
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結果が出なくても、日頃の生活から?学校現場の授業の様子から?
我々は「心配」し、5年後、10年後の社会を「日本」を心配しています。
昨日、公表された「国際学習到達度調査(PISA)」で、「日本の高校生の読解力低下」
が浮き彫りになりました。
文部科学省によれば、パソコンを使ったコンピューター形式のテスト形式に不慣れなことや、
記述式の問題を苦手としていることなどが要因として考えられると言っています。
ただ、それだけでしょうか?
それは、「本や新聞などをよく読む生徒」の方が平均点は高く、
読解力低下の結果には、読書量の減少も影響している傾向があるからです。
国際的に「日本が何位?」なんてことを言いたいのではありません。
このまま、「スマホ」さえあれば、「本や新聞なんて必要ない?」
また、「読書」をするよりも「スマホでゲームをしていた」方がいい?
という子どもたちが「ほぼ多数」を占めている現在の状況が変化しない限り
今年の順位が下がった?と嘆いたところで、このまま「下がり続ける可能性が高い!」
と嘆いた方がいいのではないでしょうか?
きっと、多くの大人も感じている(大人も同じような生活をしていますが・・・・)と思います。
また、インターネットのサイトから必要な情報を探し出したり、情報の信憑性を見極めて
対処法などを自由に記述させたりする問題の正答率が低かったようです。
「パソコン」「スマホ」などインターネットに多く繋がっているにもかかわらず、
その使い方が???なのかもしれませんね。
あわせて、日本では選択式問題のテストが多く、記述式が苦手な生徒が多いと
「昔から」指摘されてきましたが、PISAでもそれが浮き彫りになりました。
一番重要視されている?入試が「選択式問題」が多く(客観的に点数がつけやすいから?)
授業でも、塾でも「そのような授業展開がされやすいから?」なのでしょうか?
「誰でも入学でき、学校現場で『その学年の必要事項に到達できなければ』進学できない」
システムにすれば、じっくり「記述」「論述」できる力がつけられると思うのですが・・・??
テストの客観性を追求すれば、限りなく「記号」「選択問題」が増えます。
また、丸付けに機械が導入しやすい利点もあります。
テストに記述式が入れば入るほど、その客観性は担保できません。
同じ人間が、すべて、丸つけすることも不可能ですし、多くの人間で丸付けする場合も、
現在問題になっている「アルバイトの導入?」という課題にぶつかります。
難しいですね!
テスト以外にもアンケート調査が行われましたが、「活字離れが進んでいる実情」も
数字から明らかになりました。
日本の場合、
新聞を月数回以上読む割合は21・5%で、9年前の09年調査に比べ36・0ポイント減少。
雑誌を読む割合も30・8%で、33・8ポイント減少した。
この減り方は・・・・・・・。危機的状況だと私は考えています。
みなさんは、どうお考えでしょうか?