かつて、日本の柔道界に「怪物」と言われる「山下泰裕選手」がいました。
1977年10月の日ソ親善試合から1985年4月の「全日本選手権」優勝
を最後に現役を引退するまで、約7年6ヶ月の間に「203連勝」を記録した
(途中、引き分けを7回はさんでいる)選手がいました。
先日、「IOC委員」に選ばれたレジェンドです。
同期間内に「全日本選手権9連覇」も達成し、ロサンゼルスオリンピック
「金メダリスト」です。
この「203連勝」は柔道における最多連勝記録であると、2019年
に「ギネス」によって認定されています。
その山下選手以来の「柔道界の怪物」がテディ・リネール選手です。
柔道界最強とも言える男子最重量級の100キロ超級で五輪2連覇中です。
そのテディ・リネール選手が9日のグランドスラム(GS)パリ大会で
約10年ぶりに敗れました。
国際柔道連盟によると「154連勝中」だったそうです。
その絶対王者を破ったのは日本の「影浦選手」愛媛県出身です。
先ほどのロサンゼルス五輪男子無差別級金メダルの「山下泰裕選手」、
2000年シドニー五輪男子100キロ級金メダルの「井上康生選手」、
を輩出した名門・東海大に進み、力をつけてきていました。
現在世界ランキング10位で、東京五輪の代表争いでは、
2016年リオデジャネイロ五輪銀メダルの原沢久喜選手に次いで2番手です。
「10年負けていなかった相手に勝って風穴を開け、勝てるんだという希望を
与えたのは大きい!」と評価する声が大きいです。
203連勝で引退した「山下選手」。
154連勝で東京オリンピック前にストップ「リネール選手」。
初優勝も難しいですが、優勝したから、トップに立ってから「その地位を維持する」
ことは「さらに難しい!!」と言われています。
心の隙?と片付けるのは簡単ですが、「人間らしくていい?」。
アスリートが聞いたら叱られそうですね。
続けるって「何にしても」難しい!
ただ、「影浦選手」おめでとう!
そして、光を当ててくれてありがとう!!