4月に行なわれた高校野球U-18の合宿で、高校生史上最速となる「163キロ」
を記録した大船渡高校(岩手)の佐々木朗希選手について、メジャーのスカウトも
視察に訪れコメントを出しています。
―― アメリカで佐々木投手と似ている高校生はいますか。
「長い間、アメリカの高校野球を見ていないので比べられない。ただ言えるのは、
今のアメリカでは高校生の集中力を削ぐものがたくさんある。ビデオゲームなどは
その最たる例だ。それに才能あるアスリートは、サッカー、アメリカンフットボール、
バスケットボール、陸上など、たくさんの選択肢がある。
最近はラクロスも人気があるし。季節が変わると違うスポーツをやってみたい気持ち
になるみたいだ。
それに対して日本は、野球ならそれだけに集中してやるだろ。そういう意味で、
世界一の環境かもしれない。だから、佐々木みたいな青年が高校生になって、
こんなボールを投げられるまで成長するというのは、日本だからだと思う。
野球の才能を持っている子どもにとって、技術を磨き、成長するという意味では、
日本の環境が一番すばらしいかもしれない」
とコメントしています。
学校現場の私たちの感想は、アメリカと同じで「集中できない環境」は同じです。
また、野球以外のスポーツにも目が向けられ「野球人口」は激減しています。
う~ん!!
でも、いろいろなスポーツや芸術に目が向くことは「いいことだ!!」と思います。
むかしの野球少年の私としては「寂しい」ですが・・・・・。