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2017/05/06

5月6日(土)どうなる部活動?

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
Yahooニュースによれば、
学校の運動部活動の「レベル向上」や「安全確保」のため、指導者の「国家資格制度導入」
に向けた検討を進めているようです。

理由は、各種目で専門的技能を持つ外部人材を積極的に活用することで、指導内容を
充実させるとともに、教員の負担軽減につなげることも狙っているようです。
自民党は、年内に制度の骨格をまとめて政府に提言し、来年以降に関連法整備を経て
実現することを目指すそうです。

国家資格は「教員」と「外部人材」の双方が取得できることとし、合格者を「スポーツ専門
指導員(仮称)」に認定するそうです。資格取得に当たっては、実技テストや研修を受けて
もらうことを想定しています。
文部科学省は4月から、外部人材が指導や大会への引率を行うことができる
「部活動指導員」制度を導入しており、国家資格化により指導者の信頼性を高めたい!
と考えています。

現在、教員による部活指導は、長時間労働(勤務)の要因の一つになっています。
さらに、「専門外の教員が顧問に就いた場合、適切な指導ができない?」
「教員の転勤で継続的な対応が難しくなる?」といった指摘もあります。
外部人材の活用には、こうした問題点を克服できる利点がある????

はたして、本当でしょうか?
確かに、世界の頂点を目指す!全国大会を目指す!県で東海地方で・・・・・・トップを!
というのであれば、「専門的な技術を持った外部指導者」は必要だと思います。
しかし、現在の「日本のスポーツ(芸術も含む)など」を底辺で支えているのは「部活動」
なのです。学校生活と一体となった「部活動」なのです。
そして、「クラブチーム」とは違う道を日本は歩んできました。

われわれ教員は誰もが「一流選手」ではなかったし、「一流選手」を育てられるわけでは
ありません。しかし、少しでも「その種目の競技人口の底辺を支えている」自負はあります。
また、「大会の優勝」「勝利至上主義」に陥らず(一部は、そのような指導者・顧問もいます
が・・・・)、そのスポーツなどを通して「人間性の育成」を目指して来ました。
小学校や中学校には「全国大会」「東海大会」なども、必要あるのかな?とさえ
考えています。

確かに、全校大会や東海大会などの大きな大会に「勝つ」「優勝する」または、「負ける」
「2位になる」なども貴重な体験なのかもしれません。それを、否定するものではありません。
しかし、それ以上に「ゆとり」をもって、じっくりと「さまざまなスポーツをする」「基本的な
技術やマナー・ルールなどを身につける」「基本的な基礎体力を見に付ける」ことが
できません。
また、すべてを「それに、注ぎ込むこと」が大切な時期もある!ことも否定するものでは
ありません。しかし、「バランスの良い生活」とは・・・・・・・・・。みんながみんな、そんな
生活に馴染むことができればよいのですが・・・・・・・・・。
そんなことを、実技テストや研修などの「国家資格」で分かるのでしょうか?
教員とその「国家資格を持った外部指導者」が、上手に「協力して」
子どもたちの「健やかな成長に寄与できる体制」を期待したいと考えています。

「国家資格化」で、さらに、教員の「首を絞める結果」にならないことを心から願っています。 
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