あるクラスでは、担任の先生が、生徒全員の名前を呼んで、健康観察を行っています。
「○○さん」「はい」
この短いやりとりの中で、先生はその生徒の今日の状態を読み取る努力をしています。
元気のない返事や、いつもとトーンの違う返事には、「大丈夫?」と声をかけます。
このやりとりを通じて、生徒との信頼関係が深まっていきます。
学校生活ではよくある、この生徒とのやりとり。
この集大成が「卒業式の呼名」になります。
だから、卒業式の「返事」には、たくさんの思いが詰まるんですね。
生徒が自分自身の卒業式のとき、たくさんの「思い」の詰まった返事ができるように、毎日の学校生活を大切にしていきたいものです。
寺田