「ある事業所」の「働き方改革」を紹介します。
紹介したいのは東京都内にある建築会社の事務所です。
当初は写真左の状態でしたが、今は右の状態になっています。
こういう状態を私たちは「机上ゼロ」と呼んでいます。
この変化を見た方から、「積んであった書類は一体どこにしまったのですか?」
とよく聞かれます。
でも実は、「しまう」というのは整理整頓ではなく「並行移動」なのです(笑)。
あまり意味がないのですね。
書類は捨てていただきました。
積まれた書類の7割くらいは捨てられます。
私たちはそれくらい無駄な書類を溜め込んでいます。
たとえば、講演会の案内チラシ。
当日が過ぎたら要らないのに、半年も1年も積んでいるのはよくあることです。
一つずつ精査していくと、結構捨てられるものがあります。
捨てた結果、ものが減っていき、机の上がきれいになるというわけです。
「机上ゼロ」にした時、どんな効果が現れるのか。
まず、この会社では残業時間が減りました。
机の上がシンプルになれば、どこに何があるかすぐ分かります。
無駄な時間が減った結果、残業も減ったのだと感じています。
埼玉県の小売店の事務所は、最初左の状態でしたが、右のようになりました。
私が伺った当初は1人1台デスクがあったのですが、それを1台の長いテーブルにして
しまいました。これを「フリーアドレス」といいます。
これにはたくさんのメリットがあります。
ここは営業部の事務所でしたが、営業の方は日中事務所にいないことが多く、
1人1台デスクを持つ必要がなかったのです。
そこで、誰がいつどこに座ってもいい長テーブルにしたことで、スペースの有効活用に
なりました。
さらに、皆で使うテーブルになれば、「きれいにしておこう」という気持ちが働き、
机を汚せなくなるのです。
そして皆がテーブルに座って顔を合わせていると、気持ちが通い合うようになり、
コミュニケーションも生まれました。
テーブルひとつで社内の風通しがよくなったのです。
現在、教育界も「働き方改革」が迫られています?
公務員が?ですかね・・・・・・・・・。
県庁も、市役所も、そして、教員の職員室も
「机上の書類は、山積み!?」の職場が多く見られます。
普通の公務員(教員を除く)は、残業を上司に申告し、その内容が必要であれば「残業」
が許可され、残業代が支払われます。
しかし、教員は「その仕事の特殊性から」その仕事が「どこからどこまでが仕事なんだ?」
というのが決定しずらいため、「調整手当4%」というものが一律に支払われています。
それが原因とは言いませんが、・・・・・・・・・・・・。
だらだらと学校に残っていても「残業」ではなく、家に仕事を持ち帰っても「残業」ではなく、
休日に部活動をしても「残業」ではなく、・・・・・・・・・。
この状態を「どう思っているのでしょうか?」
いつかは、そこに「メス」を入れなければ・・・・・・。
その前に、自分たちで「働き方改革」を!!
書類の整理整頓で、「仕事(残業)?」が減るのであれば、
日進中学校から「始めてみませんか?」
よろしく!!日中健児を育てる先生方!!