2019/02/05 | 2月5日(火)学習問題が・・・・ |  | by 日進中学校管理者 |
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昨年10月、12歳から15歳の中学生を対象に日本財団が「不登校傾向」にある中学生
について、調査を行いました。
その調査によると、
「年間30日以上欠席の不登校である中学生」は、約10万人(3.1%)
「不登校傾向にあると思われる中学生」は、約33万人(10.2%)
二つ合わせると約43万人(13.3%)もの子どもたちが・・・・・・・・・・。
文部科学省の調査は「不登校」だけですが、
日本財団の調査は「不登校傾向」が入っています。
その対象者は、
「一定期間以上学校に行っていない」
「学校の校門、保健室、校長室には行くが、教室には行かない」
「基本的には教室で過ごすが、授業に参加する時間が少ない」
さらに、ここが問題なのですが、
「基本的には教室で過ごすが、違うことをしがちであり、授業に参加する時間が少ない」
さらには・・・・・・、
「基本的には教室で過ごし、同じことをしているが、心の中では学校に通いたくない
つらい、嫌だと感じている」が含まれています。
昔は、教室で授業を受けていて「分からない」「先生が話をしていても??」という
子どもたちは「行動」や「言葉」で自己主張をし(反抗?という形で)ていました。
しかし、今の子どもたちは学校に通いたくないなあ?つらいなあ?嫌だなあ?と
思いながらも「静かに」座っています。まるで、空気のように・・・・・・・。
いずれにしても「不登校」とハッキリ意思表示のできている子どもが「不登校」で、
ハッキリ意思表示のできていない子どもが「不登校傾向」として、
さまざまな理由によって「さまざまな、多様な対応」を待っています。
中学校の段階で「すでに、小学校の内容が????」という子どもにとって・・・・・。
当然、「朝起きたくない」「疲れる」「学校に行きたくない」・・・・・となっていきます。
少人数授業と言っても、限られた教科で「20人近く」いれば・・・・・・・。
本校では、さまざまな「来年度の作戦」を立てていますが、
子どもたちに「小学校の内容に戻ってでも、『学びなおしたい!』」のであれば、
場所がどこになるのか?校長室になるかもしれませんが、
ともに学び直していきたい!!と考えています。
一日の学校生活の「ほとんど」を占めている授業が分からない?!のが、
少しでも「自己肯定感の欠如、減少」に繋がらない手だてを打ちたいと考えています。
どこまでできるのか分かりませんが、「走りながら、修正し、子どもたちとともに!」を
合い言葉に取り組んでいきたいと考えています。
何も手を打たないよりは、「走りながら、考えて、手を打つ!」
よろしくお願いいたします。