本日、久しぶりに「歌練習」を止めてました。
理由は、定期的な「教育相談アンケート」を実施したためです。
定期的に行っていますが、
本日の新聞にも取り上げられていましたが、
「いじめ」の発覚は
1 アンケート 48.7%
2 本人の訴え 20.6%
3 本人の保護者 13.7%
4 学級担任 7.6%
5 周りの児童生徒 4.0%
6 担任以外の教員 2.7%
7 養護教諭やスクールカウンセラー 0.7%
8 その他 1.9%
です。
この結果から、いろいろ考えることができますが、
「アンケート」がかなり効果的であること!!
そして、
学校関係者は、わずか「11.0%」
子どもたちを合わせても「13.7%」です。
保護者も、わずか「13.7%」です。
ほぼ同じです。
子どもたちにとって「一番頼りになり、一番愛してほしい存在」は、保護者(両親)です。
なぜ、子どもたちは保護者(両親)に相談をしないのでしょうか?
また、子どもたちを理解しているだろう学校関係も同じです。
なぜ、子どもたちは先生方に相談をしないのでしょうか?
お互いに「学校が悪い!」「家庭が悪い!」と責任をなすりつけ合っている場合では
ありませんよ。
「いじめ」が起きると、必ず、「お互いの責任問題」に発展します。
そんなエネルギーがあるのであれば、
未然に防ぐことに、または、その後の生活にエネルギーを注いだ方が・・・・・・。
敢えて言いますが、
「原因」を究明しなければ・・・・・、と言って、それなりの「原因」を突き止めて
その「原因」が無くなることは皆無です。
理由はいろいろありますが、
1 「いじめ」は、大人の世界でも無くならない「人間の根本的」な部分である
2 「いじめ」の原因は、必ず、「一つ」ではなく、さまざまな要因が絡み合うことで起きる
と考えるからです。
集団生活の中で「さまざまなトラブルを学ぶ?」学校の場で
現在の「いじめ」の定義を完全に無くそうとすると、
その子どもを「隔離すること」でしか守ることはできません。
決して「いじめ」を認めているのではありません。
上っ面の有識者のコメント通りには行かないほど、複雑で難しいことだと
いうことを「大人みんな」が理解し、協力しないと(責任の押し付け合いをせず)
子どもたちは「たくましく育てられないし」「いじめから守ることはできない」
ということです。
「いじめ」の認知件数が増えたのは、それなりに評価しますが
「解消した件数」は・・・????
完全な「解消?」は、長い時間かけて、長い時間の中で確認することで、
完全に解消した!と、調査のために「解消した」とするならば、
永遠に「解消しない」と考えています。
それよりも、「不登校」「暴力行為」を含めた「子どもたちの心の変化」に敏感な
「保護者」「教職員」などの大人が「一人でも多く増える」ことを願っています。
自分自身をさておいて、自分自身だけはできていると勘違いして
「責任の所在を外にだけ求める」大人が減ることも願っています。