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2018/06/26

6月26日(火)アクティブラーニング

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者

野々山道先生より
先日、馬場先生から「アクティブラーニングって何で必要なの?」という質問を受けました。
その質問の背景には、学校訪問で指導講評していただいた先生から、先生方に困り感が
なく、アクティブラーニングに対するニーズがあまりないように感じられるというコメントをい
ただいたことがあるようです。
先生たちに困り感がない。本当にそうなのでしょうか。職員会議でも提案させていただき
ましたが、アクティブラーニング型の授業を行うモチベーションに成り得るものは、大きく
分けて二つあると思います。
ひとつは時代の要請、もうひとつは安心安全な場づくり。時代の要請については、
提案とは別の角度でまた今度詳しくお話したいと思います。
今の日中には、不登校や心に問題を抱えた生徒が少なからずいます(いや、実感として
は多い気がします)。そういう生徒たちも含め子どもたち全員に安心安全な場を作って
あげられれば、教員である我々も生徒も困り感を抱えることなく、笑顔で学校生活を
送れるのではないかなと思います。


このことを考えていたら、1年生のあるクラスの学習に困難さを抱え、人と関わることも
苦手な
Sさんが、「生活ノートに社会の授業が楽しみだと書いてきた」と担任の先生が
教えてくれたことを思い出しました。これは、私の授業が上手だからなどでは決してなく、
むしろ、宿題をやってこなければ、その授業で肩身の狭い思いをするはずなのにも
関わらずやってこなかったその日のできごとで、宿題をやってきて自信満々だったわけ
でもないそんな彼女がなぜ、社会の授業を楽しみにしていたのか。
おそらく、

 

私は、いつも、『協力し合って、時間内に一人も見捨てることなく全員が課題を達成する
こと』という指示のみを与え、子どもたちの動きをひたすら観察し、授業中に彼女に
個人的にアプローチをすることはあえて控えています。


そうすると、必ず、早い段階から
Sさんにアプローチをしてくれる生徒がいて、できた瞬間
にうれしそうにはにかむ彼女の姿が見られます。そういう見捨てられていない安心感が
彼女の支えとなって、「楽しい」という感覚につながるのだろうと思います。

 

「相手の得意・不得意を知り、自分の得意・不得意も知り、どちらもひっくるめて認め合い、
互いに補い合って課題を達成すること。」をまず第一段階として作り出せるのが
アクティブラーニングのいいところだと思います。

 

ちなみに、馬場先生自身も私と対話する中で、困り感を発見し、アクティブラーニングの
必要性を少なからず感じてくださいました。それは、子どもたちが話を聞かないという
困り感に対し、子どもたちの中で先生を増やし教え合うというアクティブラーニングの
手法が使えるという解決策です。
馬場先生曰く、教員人生で身に着けた全ての指導技術を駆使して聞く姿勢をとらせ、
理論をわかりやすく説明し、やらせてみると、ぜんぜん違うことをやる生徒がいる。
と嘆いていらっしゃいました。
その子にあったレベルで教えることができる友達が教えれば、先生一人が頑張らなく
ても、個々の技能は確実に高まる。
いかがでしょうか…

アクティブラーニングのモチベーションを「どう高めていくのか?」は、
結局、教員自分自身が「自分の授業の中で、子どもたちの困り感をどこまで?」
感じているのか?なのかもしれませんね。
自分自身の今までのやり方が「最高!」「変える必要がない!」と思った瞬間に
成長は止まり、アクティブラーニングへの興味関心は・・・・・・・・・。
どこまで行っても、「ゴール」はありません。
だからこそ自己を高めていくことは一生の仕事?なのかもしれません。
ともに、頑張りましょう!!

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