メニュー

西小学校東小学校北小学校南小学校相野山小学校香久山小学校梨の木小学校赤池小学校竹の山小学校日進中学校「日中健児のつぶやき」
学校の概要周辺地図年間・月間予定表交通安全学校からの文書学校からの各種おたよりR2 部活動方針部活動だよりリンクリストPTA活動日中健児のつぶやき(H30)日中健児のつぶやき(R1)日中健児のつぶやき(R2)
日進西中学校日進東中学校日進北中学校作品募集のお知らせ

日誌


2018/11/07

11月7日(水)「ラミレスの法則」

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
「ラミレスの法則」
僕の仕事はテレビCMの監督です。
大学を卒業して入ったのが㈱東北新社という会社です。
そしてある日、「企画演出部」という部署に異動になり、そこでディレクターの仕事を
覚えていきました。
そこに「恐怖の先輩」がいました。
その師匠に怒られないため、僕は常に顔色をうかがい、喜んでもらうための作戦をいつも
考えました。この作戦は今でも、良いCMを作る上で役に立っています。
監督デビューは1983年で、ナショナルの換気扇のCMでした。
その1本で衝撃的なデビューを果たし、次から次に仕事が舞い込んでくる・・・ということは
全然ありませんでした(笑)。
今やっているのはサントリーの「伊右衛門」のCMです。
「こんなに美味しそうに飲んだらサントリーさん喜ぶだろうなぁ」と広告主さんの顔を
思い浮かべながら作っています。
さらに想像するのは視聴者の皆さんが喜んでいる顔です。
そのために大切にしているのが「ラミレスの法則」です。
プロ野球の横浜ベイスターズのラミレス監督の話を聴いた時、
「日本で成功するためには、コーチにアドバイスを受けた時すぐに『はい、分かりました』
と言うことが必要」と語っていました。
それ以後、僕もびっくりするような要望をプロデューサーから言われても、
まずは「はい、分かりました」と答えています。
でもその後どうしようって悩むんですけどね(笑)。

人の心に「!」を付ける
もう一つ実践していることがあります。
それは、とんねるずの石橋貴明さんと一緒に『料理の鉄人』で
有名な周富徳(しゅう・とみとく)さんの店に行った時のことです。
「究極のラーメンを作った」と言って周さんが持ってきたラーメンは本当に美味しかったです。
ところが石橋さんは、「周さん、これダメだよ。ラーメンにはネギがないと」と言うんです。
びっくりしました。
周さんは怒るどころか、「ネギか、それやってみよう」と言って、その場でネギを入れたんです。そして「これ、いいね」と言いました。
CM業界も同じです。
広告主はプロじゃないからこそ、変な常識にとらわれずに平気で「突拍子のない注文」
をしてきたりします。
だからそんな時は、僕は心の中で「周富徳、周富徳・・・」と唱えます。
そうやって心を落ち着かせ、プライドを捨てて、「それ、いいですね。やってみましょう!」
と答えるんです。
僕がCMを作る上でいつも考えるのは、「格好いい!」とか「綺麗!」とか、
映像を見た人の心に「!」を付けることです。
商品を買ってもらうために、まずは見た人の心に「!」を付ける。
そうして心をプラスに動かし、好きになってもらう。
そのために必要なのは「想像心」です。
これは僕の造語なんですが、見る人の心にどうすれば「!」を付けられるか、
ひたすら視聴者の心を想像するのです。 
CMを見る人の心を限りなく想像していくこと、これが僕の「喜んでもらイズム」なんですね。

「はい!分かりました!」
「それいいですね!」と言ってしまえば、
そのように「行動するしか」無くなっていくのでしょうね。
そこに「想像力」が働けば、「!」が付くのかもしれません。
考えてから「返事する」ことが大切だよ!という人もいます。
中には、「言い訳」が先に出る人もいるかもしれません。
しかし、時には、「はい!分かりました!」と返事をして想像力を働かせる!
そんな時があっても良いのかもしれません。
自分自身と違っているから「いいえ?できません?」とばかり言っていては
成長する機会を逃すのかもしれません。
みなさんは、どう思われますか??
08:58 | 投票する | 投票数(12) | コメント(0)