今回のアクティブ授業は酒井先生、菅野先生、別所先生、草原先生に行っていただきました。
1限 酒井先生(1-3英語)
クラスを3班に分け、班対抗でジェスチャーゲームを行い、順位をつけます。ゲームの内容は、班で1人ずつ前に出て、英語(現在進行形)で書かれたお題カードのジェスチャーを行う。それを見た同じ班の生徒が現在進行形の疑問文を使って何をやっているかを聞き、あっていれば次の生徒に順番を回す。班の全員がジェスチャーし終えた班が優勝というものです。また、カードの意味がわからない生徒には他の班の子に聞いてもよいというルールのもとで行われていました。協議会では、何のジェスチャーか聞く生徒が固定化されてしまったこと。ゲーム中に他の班の生徒に聞くのは無理がある。の2点が話題に上りました。解決策としては、班の数を増やし、1班の人数を減らして一人ひとりに責任を持たせること。ジェスチャーを次に行う生徒は近くで控えさせて、その子には聞いてもよいというルールにすることなどが出ました。
2限 菅野先生(1-3数学)
平面が1つに決まる条件を話合うために、段階を踏んだ課題を設定し、班で取り組ませました。具体的には、シャープペンの先端を上にして下敷き支えさせ、1本、2本、3本と数を増やしていき、3点で安定することを確認させた後「4本で支えている机がぐらぐらするのはなぜか」という課題を示し、理由を班で話し合って考えるという流れでした。各班十分に話し合う時間をとり、発表させましたが、6班中2班が正解にせまることができていました。ただ、その中で、発表者は理解していても、同じ班の生徒が発表を聞いて「ああ、そういうことだったの?」とつぶやいている様子が見られ、班の全員が分かるまで話し合うという雰囲気をつくる必要があるように感じました。また、協議会では、発表を聞いて教員がまとめる形で結論に導いていましたが、生徒の発表を受けて、他の生徒に「わかった?」「どういうこと?」「どう思う?」と振るともっと深まったのではないかという反省が出ました。
3限 別所先生(1-2社会)
源頼朝が鎌倉に幕府を開いた理由を、地形図をもとに班で話し合って考えるという課題が示されました。まずは、一人で考え、班の中で発表させた後、結論を1つに決めるのではなく、根拠を見つけながら、適切なものとそうでないものを絞っていくという話し合いを行いました。生徒たちは、根拠についてああだこうだ話し合いながら絞っていたので、発表をさせてあげるとよかったのではないかと思います。
4限 草原先生(2-5音楽)
「春に」をソプラノ・アルト・テノールでパート練習し、さらに各パートをA・B・Cの3班に分けて各班に3パートが振り分けられる形で合唱し、聴きあって評価するという活動を行いました。各班で、楽譜上の記号によく注意して練習するようにという教員の指示を踏まえ、練習しあう姿が見られました。目標は、曲にあった表現を班ごとに考えさせることでしたが、そこに至るまでの基本的な音取りができていなかったということで、次の時間に是非、表現をどうするかということを話し合って深めていけるといいのかなと思います。
先生方のまとめから、協議会を経て、先生方がさらに授業をブラッシュアップしていかれるのではないかと期待できる内容になっていました。