2019/05/08 | 5月8日(水)昨日よりもほんの少し |  | by 日進中学校管理者 |
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あるトレーナーの「つぶやき」
子どもたちを見ていると、夢に対して、三日坊主だったり「自分はどうせ無理だ」と
あきらめてしまう子がいます。
なぜこんなことが起きるのかというと、目標設定の時点で、どちらも同じ失敗をしています。
それは、夢への第一歩目の「短期目標」が最適なところにないということです。
能力が高いにもかかわらず、目標が小さいと、人間は退屈に感じるようになります。
これが三日坊主の正体です。
人間は三日で成長します。
でも同じことをやり続けると飽きてしまうのですね。
だから、やり方を工夫したり、能力の成長とともに目標を少しずつ上げていかないと
いけないのです。
一方、夢をあきらめてしまうのは、能力がそこまで高くないのに、いきなり第一歩目の
「短期目標」が高すぎるからです。要は、まだそこまで能力が高くないために不安になって
しまうのです。
もちろん、最終目標は大きくていいのですよ。
しかし大切なのは、第一歩目の目標を最適なところに設定することです。
高すぎず、低すぎず、「もっとやりたい」と思えるちょうどいい高さの目標です。
実は、この高さは研究され、数値化もされています。
それがずばり、「現状プラス10%」です。
この高さが理想的です。
私は以前、実験したことがあります。
東海大翔洋中学校で非常勤講師をしていた時、サッカー部2軍の2年生を連れて遠征
に行きました。
夜になると、子どもたちは自分で作った学習計画表に沿って勉強を始めました。
でも、昼間の試合で疲れ、みんな居眠りをしているのです。
これではよくないと思い、私は「現状プラス10%」の目標設定をさせました。
まず、前回の試験の点数を出してもらい、「もし、次の試験で100点を取れと言われたら
どう?」と言いました。
「無理だと思います」
「OK分かった。じゃあ、前回の試験の点数に1.1を掛けた数字を目標にしてごらん」と
言いました。
そうすると、たとえば、前回50点しか取れなかった子は、次の試験で55点を取ることが
目標になります。
今までは100点を取るための学習計画表だったので見るのも嫌だったのです。
でもそれが「55点」になることで、子どもたちは、「この点数だったら取れる」
と思うわけです。そこから学習計画表を作り直し、再スタートさせました。
そして、その後の試験結果を見てみると「現状プラス10%」の目標設定をさせた子たちが、
学年のトップ10に何人も入っていたのです。
他の教員に、「一体なにをやってあんな結果を出せたのか」と言われ、「それを企画書に
して持ってこい」と言われました。
書いた企画書は運営会議にかけられ、授業で実践されることになりました。
翌年、東海大翔洋中には、「教育メンタルトレーニング」という授業が全学年で組まれました。
「現状プラス10%」。
昨日の君より10%高い場所を目指してちょっとずつがんばりましょう。
その小さな努力が大切なのです。
一歩一歩の積み重ね!
人間の一歩は限られています。
一気に100mを歩いたり、一気に100mを飛んだり???
結局は、ウサギとカメではありませんが、「現状+10%」という
小さな積み重ねが「力」として身に付くのではないでしょうか!!
さあ!!今日から始めましょう!!
昨日よりもほんの少しの成長を目指して!!
がんばれ!!日中健児!!