2019/09/26 | 9月26日(木)教育の質は教員の質 | | by 日進中学校管理者 |
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経済協力開発機構を「OECD」といいます。
9月10日(火)世界各国の教育を巡るデータを比較検討したものが発表されました。
日本は「教育機関に対する公的支出の対GDP比」が、OECD加盟国の中で
「最低」だそうです。
世界の多くの国では、「教員の給与水準が上がる」一方「学級規模が縮小」されてきています。
日本では、「学級規模は横ばい」で、「教員の給与水準は下がって」いるそうです。
私の父親も教員をしていました。
しかし、その25年前の父親の「給与水準」を上回ることは退職までなさそうです。
退職金は「1000万円」ほど?違うのではないか?と考えています。
お金の価値が昔に比べて「小さく」なっているにもかかわらず・・・・??
お金だけが全てではない!?ですが、
OECD教育局長がコメントを出しています。
「教育に対する日本の投資は効率的でもある。支出額がそれほど高くないにも
かかわらず、その結果は良好だからだ。大きな学級で教えることで、資金を節約
して、効率的に投資されている側面がある」からだそうです。(皮肉ですかねえ?)
さらにその上で、
「ただ、日本の教育がこのまま続くかどうかは分からない。持続可能性について
懸念がある。教員の給与水準が下がれば、教員はそれほど魅力的な職業では
なくなってしまう。このままでは一番優秀な人材を教員に誘致できるかどうか?
という疑問が残る」と問題点を挙げています。
私が、いつも心配していることとまったく同じことを語っています。
「教育の質は教員の質」にかかっています。
学校現場が、「良好だから?」
本当にそう思っているとしたら・・・・??
一見、「良好に見えるだけで、『さまざまな問題』を抱えていて、現場は『悲鳴』
をあげている」ことを国が自覚しない限り、
「教育の質は、教員の質、そして、将来を担う人材の質」に陰りが出るのは
避けられないのでは??と心配しています。
「資源の乏しい」日本は、「人材」以外に世界で生き残ることは難しい。
みなさんで自覚しましょう!!
がんばれ!!日本!!
将来のために先行投資を!!