今、「部活動」は様々な意味で岐路に立っています。
日本の学校文化「部活動」。
良いところも、悪いところもたくさんあります。
以前、1回目に日進市教育委員会に勤務した当時、文部科学省は
「地域総合型スポーツクラブ」を日本に広げようとしていました。
部活動の代わりに「クラブ」にしようという取り組みでした。
言い換えると、
「教員」による部活動から、「地域の方々」によるクラブにしようとしていました。
ヨーロッパなどでは、当たり前のように行われていたからです。
しかし、ヨーロッパで行われていて「良いから」日本に根付くとは限りません。
残念ながら、日本には「未だ」に根付いていません。
理由は様々あると思いますが、
「部活動」の時間に、地域で「指導する人たちが??」いませんでした。
当然、現役の人たちは「勤務している時間」だからです。
では、土曜日曜日は「地域の方々」が指導者になっていただけるのか?
日本人は「働きすぎ?」といわれる人種です。
土曜日曜日は、地域の方々は「ゴルフの接待?」や「会社に出掛けて仕事」や、
一週間働いたのだから「土日くらい休ませてよ!!」という方ばかりです。
時には、指導者として活躍している方もいますが・・・・・。
そんな実態の中で「部活動」が縮小されようとしています。
退職まで2年を切った私がなぜ?
労働基本法的には「部活動」の位置づけは「ブラック」です。
しかし、教育的効果は絶大だと考えているからです。
今日も、懐かしの「瑞穂グランド」で陸上の大会の応援をしてきました。
総合体育大会の会長は友人です。
また、運営をしている役員の中に「中学校時代」陸上部でともに、
全力で取り組んだ1歳上のキャプテンの先輩と、1歳下のキャプテンの後輩が
いました。(ちなみに、私はその間のキャプテンでした。)
懐かしいです。
シーズンには2週間に1回は「瑞穂グランド」の大会に行っていました。
強くて、大きな部活動でしたので、瑞穂グランドには「一番乗り」して、
グランド全部を使って「ウォーミングアップ」をし、他の学校を迎えました。
当以前のように、各種目で優勝や入賞をし、「最後まで」残ってグランド整備
をしてから帰宅しました。
途中、補助員として「選手以外」がお手伝いをしました。
私は能力には恵まれませんでしたが、
その「大きな部活動」を運営する様々な苦労、大会のお手伝いなどから
学んだ様々なこと、ともに「死にもの狂い」で取り組んだ練習・・・・。
そのすべてが「今の自分」の基礎のなっています。
「部活動」がなければ、今の私はありません!!
あの時があったから「今が!!」
そんな部活動を過ごした方々は「多い」と思います。
今一度、「部活動」について、議論をしてほしいと思います!!
今の日本の文化で「部活動」を衰退させてもいいのか?
「部活動」を残しながら、先生方の「正常な勤務体制」を確保できないのか?
真剣に考えないと???
みんなで議論しましょう!!