2018/11/27 | 11月27日(火)自ら勝つ者は強し | | by 日進中学校管理者 |
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教育新聞の社説に、「自ら勝つ者は強し」というコラムがありました。
中国の思想家の老子の「老子第33章」の中に書かれているものだそうです。
「人を知る者は智、自らを知る者は明なり。人に勝つ者は力あるも、自ら勝つ者は強し」
その意味は、
「他人のことをよく知る者は一応の知者といえるが、自分をよく知る者こそ真に聡明な
人物である。人を打ち負かすひとはその人よりは確かに強いが、自分自身に打ち勝って
こそ真のつわものといえる。」である。
現代の競争社会の「追いつけ」「追い越せ」「なりふり構わず」といったような風潮の中で、
本当の競争相手は、一体誰なのだろうか?
隣に座っている同僚なのか?
同期の友人なのか?
同僚に勝っても、友人勝っても、上には上がありきりがない。
大事なことは、「自分がどうか?」
「自分自身は納得できるか?」「自身の成長を確かなものと認められるか?」
ではないのか。
「自分を見つめ、己の長所短所を知り、その上で精進を重ねる者、
自己の中に住む邪悪、私欲、怠け心に打ち勝つ者こそが、真の勝利者であり、
人生の競争相手は決して他者ではなく、己である」ということである。
私たち一人一人が「自ら勝つ者は強し」として、人生における真の勝利者!!
になりたいものですね。