親愛なる日本の未来を考えているみなさま！
教育新聞「１０月７日号」の第１面を「この題名」が飾っています。
「そして誰もいなくなった」という社説です。
最近、学校が抱えている問題に「産休や病欠などの代替え教員」が足りず、
教頭や教務主任・校務主任が学級担任になる「働き方改革」と真逆な状況が
生まれている！という記事です。
ご多分に漏れず、本校も「代替え教員」不足に苦しんでいます。
朝日新聞によれば、全国の小中学校で「１２００件以上」の未配置が起きている
という結果が報告されています。
その理由として、
１　特別支援学級が増えた
２　産休・育休取得者が増えた
３　病気休職者が増えた
４　早期退職者が多かった
５　再任用を希望する退職者が少なかった
だそうです。
筆者は遠回しに言っていますが、「その背景に教員免許更新制」があるのではないか？
私たち、現場の教員は「ずばり、教員免許更新制」は、大きな原因の一つだと考えています。
教頭先生が、「代替え教員を捜して、捜しても」見つからない。
愛知県では、愛知県教育会館に「教員人材バンク」がありますが、そこにも「登録教員」
がいない状態です・・・・・・・。
かつては「教員免許を持ちながら社会人になっていた」ペーパー・ティーチャーが
たくさんいました。定年退職後も、免許を持った人がたくさんいました。
しかし、「免許更新」をしなかったり、する時間がなかったり、面倒くさかったり・・・・・。
そんな理由で「姿を消した」のです。免許が「失効した！」のです。
私も、退職したら「免許更新」をしないでおこう！！と考えています。
この現状を知らずに？知らないとしたら・・・・・残念すぎますが・・・・・・。
「働き方改革」なんて言っている場合ではない！と思っています。
自分の職業だから言っているのではなく、
「教育」という「これからの日本」を担っていく「人材」を育てる場が、
「教員不足」「代替え教員不足」でいいのでしょうか？
また、拍車をかけるように「採用試験の倍率が急激に低下」してきています。
先日の中日新聞にも記事になっていましたが、
「２７兆円」の戦闘機を１機やめるだけでどれだけの「人材」が雇用でき、
働き方改革になるのか？？
「教育」は目先の結果は出せませんが（出そうとすれば、子どもたちや教員にしわ寄せが）
「将来」は変えられます！
「教育」は、連鎖です。
今、いい子どもたちを育てなければ、大人になってから「変える」のは・・・・・・・。
「教育」で、いい子どもたちを育てれば「大人になってからの施策」に予算をかけなくても
やっていける施策ばかりですよ！
「そして誰もいなくなった」
それは、教員だけでなく、後戻りできない「大人」を多く育ててからでは
「時すでに遅し！」ですよ！
本当に、「そして誰もいなくなって」もいいのですか？
後悔しないことを願っています！
その教育新聞の第１面に文部科学省が「教員免許更新確認のツール公開（後悔？）」
という記事が載っていました。残念すぎます・・・・・・。