新元号が発表されたとき「?」と思った方がいたのではないでしょうか?
新元号「令和」の「令」は、下の部分が片仮名の「マ」の字形で表記されることがあります。
わたしも、小学校で「そのように」学びました。
官房長官が元号発表の記者会見で掲げた書は「令」で、常用漢字表も明朝体の一種を
用いて「令」と表記しています。一方、小学校の教科書には「マ」の形が使われています。
多くがより手書きに近い字形を採用するためだそうです。
また、文化審議会国語分科会は、2016年に出した常用漢字表の字体・字形に関する指針で
「それぞれが正しい形」「印刷文字と手書き文字の表し方における習慣の差」などと見解を
示しているそうです。
小学生にとっては「こうですよ!」とハッキリ示してくれた方が???
「習慣の差」によって、「あれもいいよ!」「これもいいよ!」ということに戸惑いを見せる
子どもたちが増加していることを文部科学省は知っているのでしょうか?
「柔軟に」は獲得してほしい大切な力ですが、
「対応が難しい」子どもたちが増えている現実も見つめたいものです。
よろしくお願いいたします。