7月に入り、1年の技術では、ひのき材でペン立てを製作しています。
今週からは、両刃のこぎりを使い、木材の切断をしています。
小学校の図工で、のこぎりは使ったことはあるものの、中学校では図面どおりの長さに切らなくてはいけません。
取り組む姿勢は、真剣そのものです。
よく、コンピュータやAIの時代に「なぜ?」のこぎり等手で扱う工具を使って「ものづくり」を行うのか、聞かれることがあります。
どれだけ機械やコンピュータが「ものづくり」の世界に入ってきても、「どのように刃を動かせば真っ直ぐ材料が切れるのか」を理解していなければ、材料をまっすぐ切る機械は作れません。精度の高い機械を作るためには、精度の高い材料を作らなければ、成り立ちません。日本の精度の高い「ものづくり」は、人間の手で支えられています。

本日、授業を行った生徒の中には、狙った長さの差が全くない生徒もいました。
(ほとんどの生徒は1mm以内のズレで切断できます。)
基本からどのように応用できるか、今後の生徒の成長に期待しながら進めていきたい思います。
【技術科 河村 敏文】