2019/12/19 | 12月19日(木)判決とは・・・・・?? | | by 日進中学校管理者 |
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東海道新幹線で昨年6月、乗客の男女3人を殺傷したとして、「殺人罪」などに問われた
住所不定、無職小島一朗被告の裁判員裁判で、横浜地裁小田原支部は昨日、
求刑通り「無期懲役」の判決を言い渡しました。
今までのニュースでも知っているように「一生刑務所に入りたい」などと繰り返し、
無期懲役を自ら希望して反省の態度を示さない小島被告に対し、いろいろと
考えさせられる事件でした。
今回、佐脇有紀裁判長は「事件に向き合っているとは言えず、厳しい非難は免れない」
と述べました。さらに、佐脇裁判長は判決で「一生刑務所に入るために、何の落ち度もない人を無差別に殺害しようという動機は、あまりにも人命を軽視したもの」と断じました。
その上で「反省や謝罪の態度を見せることはないと公言した態度は、事件に向き合っている
とは到底言えない」と非難しました。
さらに、「有期懲役刑を選択する余地は全くない」と強調しましたが・・・・・・・・・・。
一方で、中学卒業後から自立支援施設で生活するなどした不遇な家庭環境や、被告が
若年で前科前歴がないことなどを踏まえ、「死刑がやむを得ないとまでは言えない」と
結論づけました。法律的には?裁判所の判断は?そうなのかもしれませんが・・・・・・。
「判決とは・・・・?」と考えさせられたのは、小島被告は背筋を伸ばし、じっと前を向いて
「判決」を聞いていた。その後です。
しかし、佐脇裁判長が量刑理由に続き、判決に不服がある場合の控訴手続きを説明する
と、突然、「控訴はしません。万歳三唱をします」と発言。裁判長が「席に戻りなさい」と
注意し、刑務官らが取り囲んで両腕を押さえようとしましたが、その制止を振り払い、
なんと「万歳を3回繰り返した」ということです。
初公判で「(梅田さんを)見事に殺しきりました」「(女性2人は)残念ながら殺し損ないました」
と語り、被告人質問でも「有期刑になって出所したら、また必ず人を殺す」などと供述して
います。
一般の私たちに感覚からすると?????
今回の件に限らず、「判決」に対して「??????」と思うことがあります。
私自身は「裁判員裁判」に参加したことはありませんが、もしも、
自分が「裁判員裁判」で参加していたら「どんな判断」を下したのか?
「う~ん!」と考えさせられる、そんなニュースでした。
みなさんは、どうお考えでしょうか?