2018/11/13 | 11月13日(火)文化部ガイドライン案 | | by 日進中学校管理者 |
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文化庁が11月1日に、「文化部ガイドライン」の素案をまとめ、同庁の
「ガイドライン作成検討会議」に提案をしました。
1 活動時間は、平日2時間程度。土日は3時間程度。
2 週2日以上休養日を設ける
という3月に出された「スポーツ庁」のガイドラインを踏まえています。
文化部のガイドラインの対象は、
「吹奏楽」「美術」だけではなく、「科学」「ボタンティア」など運動部以外のすべての部活動
が対象です。
このガイドラインは「すべての中学校」に適用し、「高校にも原則適用する」そうです。
文化庁が8~9月に全国68校から回答を得た、中・高校の抽出調査によると、
吹奏楽部の約60%
合唱部の約50%
が、平日、毎日活動していると答えています。
特に、吹奏楽部については、土曜日の平均活動時間は「5時間以上」がやく50%です。
スポーツ庁や文化庁がガイドラインを出しますが、
その通知を「忠実に守っているだろう愛知県」が損をしないよう!!
お願いしたいものです。
その素案には、
1 顧問は関係団体が作成する指導手引きを活用し、短時間で効果が得られる指導をする
2 大会に主催者は、主催大会の参加資格や運営のあり方を速やかに見直す
3 校長は各部が参加する大会を精査する
そうです。
1については、そんなこと「各顧問が、昔から考えていること!」で、今さら?という感じです。
2についても、「スポーツ庁」「文化庁」が大会に主催者に働きかけてくれるのか?
働きかけるのは「誰?」言うだけなら、今までと同じで変わらない?と考えます。
3についても、私は、全部活動の活動に携わっているので「精査できるかも?」しれませんが、
私は、校長が「大会を精査する」ものとは考えていません。
教育課程にも位置づけられていない「部活動」を子どもたちのために時間外で「頑張っている」
先生方を「どう思っているのでしょうか?」はなはだ疑問です?
「スポーツ庁」や「文化庁」が、国を挙げて「精査しない」と難しい団体ばかりです。
メスを入れるのは「国」だと考えます。
いつまで、「学校現場」に判断!という魔法を使うのでしょうか?
「ガイドライン作戦?」とは、いつも、
市町教育委員会に方針を出させ、学校現場の校長に押しつける?
校長が、
1 指導内容の充実
2 生徒の安全確保
3 教員の長時間労働の解消
4 部活動の数の適正化
5 顧問の業務負担の軽減
6 参加大会の精査
そして、部活動をやる以上
1 生徒の健康管理や事故防止
2 体罰・ハラスメントの根絶の徹底
3 適切な休養を取りながら、短時間で効果の得られる指導
4 長期休業中には、部活動以外に多様な活動に取り組めるよう長期の休養期間を設定
ここまでの要求をするのであれば、
しっかりと「本当の教育活動として、教育課程に位置づけ」責任の所在をハッキリしてほしい。
と考えます。
「やってもやらなくてもいい活動」と言いながら、子どもたちのために頑張る教員や校長が
「国」や「県」と「保護者」「地域」との板挟みにならないよう!!
退職までに後輩のために「少しでも、何とかしてあげたい!」ことの一つです。
「文化庁」「スポーツ庁」のみなさん、よろしくお願いいたします。