先日、「オセロ世界大会」で「小学校５年生」の世界チャンピオンが誕生したニュース
が流れました。
福地六段は、神奈川県在住の小学校５年生です。
オセロを始めたのは５年前の７歳の時で、母親の影響で始め独学で勉強したとそうです。
今大会では「無差別部門で３６年ぶりとなる最年少優勝」と、
「最年少優勝記録を４年縮める快挙」を成し遂げました。

その福地六段が１５日、チェコから帰国する飛行機でのことです。
「第４２回世界オセロ選手権がチェコのプラハで開催されました。その世界チャンピオンに
この飛行機をご利用いただいております。今回のチャンピオン、最年少優勝記録１１歳と
いう快挙でございます。このお話をお客様ともシェアしたく少々お時間をいただきました！」
とアナウンスされました。

その機長は、続けて
「実を申しますと、以前の記録は私自身が１９８２年に打ち立てた１５歳という記録。
今回、大幅な更新でございます。大変な快挙でございます。また、女子世界チャンピオン
にもご搭乗いただいております。なお団体戦、日本は１４年連続優勝ということで、
オセロの世界で日本は大変有名でございます。あわせてご紹介いたします。
お時間いただきまして、ご清聴大変ありがとうございました」と話しました。

この便で機長を務めた谷田邦彦さんは、１９８２年の世界オセロ選手権を１５歳で
優勝した当時の最年少優勝記録保持者でした。その後、大学を卒業したあとは
ANA（全日空）に入りパイロット（現在は機長）になりました。
そして、福地くんら日本選手団がプラハからドイツを経由してANA機で帰国する便で、
谷田さんが機長を務めたという話です。

ＡＮＡが「粋な計らい」をして、その機長が「粋なコメント」をしたのでしょうか？
それとも、偶然なのか？
偶然だとしたら、すごい「偶然」ですね。
また、「粋な計らい」だとしたら、ＡＮＡもその機長も「素敵」ですね！！
こんな人になりたいものです。
親愛なる日中健児のみなさん！！
他人の気持ちに寄り添い、嬉しくさせるような「粋な」人間になりませんか？