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2019/07/01

7月1日(月)みやざき中央新聞

Tweet ThisSend to Facebook | by 日進中学校管理者
みやざき中央新聞を読み続ける人がたどり着ける場所
魂の編集長 水谷謹人
 先月、図書館に行った時、明治大学教授・齋藤孝先生の『読書する人だけがたどり着ける場所』(SB新書)という本のタイトルが目に飛び込んできた。早速お目当ての本と一緒に借りた。 
  お目当ての本とは、『夏休み子ども科学電話相談』(SBクリエイティブ)である。
 なぜこの本を読もうと思ったのかというと、実は、本県都城市で開催される天文台全国大会の記念講演の講師を依頼されたからである。
  「天文台の学芸員が集まります。天体や星以外の話には興味がない人たちばかりです。どんな話をしてもあまり興味を示さないと思いますが、よろしく」と主催者に釘を刺された。
  もちろん、天文台の学芸員を引き付けるような天体の話などできない。どんな話をしようかと悩んでいる時、夏休みにNHKラジオでやっている『子ども科学電話相談』のことを思い出した。
  あの番組は、子どもたちが電話を掛けてきて科学に関する質問をし、それに専門家が分かりやすく答えるものだ。それが本になっている。星に関して子どもたちがどんな質問をして、専門家がどう解答しているのかを、参考までに読んでおこうと思ったのである。
  読んでみて感心したのは、専門家がどんな質問にもきちんと答えていることではなく、大人が考えないような疑問を持っている子どもたちの好奇心と学ぶことに対する素直さだった。
  なるほど、文明は「もっと便利に」「もっと快適に」という人間の欲望によって発展してきたが、科学は「どうして?」「なぜ?」という素直な疑問と、それを解明したくて抑えきれない好奇心が発展させてきたのだ。
  さて、齋藤先生は『読書する人だけがたどり着ける場所』の冒頭で「魅力的な人」について言及していた。
  人は本能的に「美しい人」に惹かれるが、それだけではない、と言う。美人やイケメンではないが、知性や教養のある人にも魅力を感じるというのだ。そのキーワードは人としての「深さ」。その「深さ」をつくる最強の手段が読書である、と。
  「『深さ』といっても専門分野を深めることではない。他が全くダメではバランスを欠く。何かの専門家であるためには、その専門知識を生かす多角的な教養が大事である」と、齋藤先生は「いろんなジャンルの本を読もう」と提唱していた。
  これに倣って「みやざき中央新聞を読み続ける人がたどり着ける場所」を考えてみた。いろんな人の講演記事を読み続けられる人はどんな人か。それは好奇心旺盛で、素直な人に他ならない。
  普通、読書をする時は自分の興味のある本を選ぶ。講演を聴きに行くのは、そのテーマに関心があるからである。
  一方、毎週送られてくる本紙には、関心のない分野の記事もあるだろう。好奇心旺盛じゃないと、そういった記事は読まないかもしれない。
  実は、あの手塚治虫さんの40年にわたる漫画家人生を支えてきたものは「好奇心」だったそうだ。「一冊の本を読むと、その中にある違うジャンルの言葉に興味を抱き、そっちの本を読む。そうやって新しいアイデア、新しい作品が生まれてきた」と、生前講演で語っている。
  そして戦後の日本経済を牽引した松下幸之助さんの膨大な講演録を調べてみて、幸之助さんが一番多く口にした言葉が「素直」だったそうだ。
  成長や創造、そして楽しい人生に「好奇心」と「素直さ」の二つは欠かせない。
  好奇心旺盛で、素直な人は、一緒にいて楽しい人だ。いろんなネタを持っているし、人の話も熱心に聞いてくれる。そういう人を「魅力的な人」と呼びたい。
  本紙を読み続ける人がたどり着いているのは、そんな「一緒にいて楽しい人」がたくさんいる場所ではないかと思う。

親愛なる日中健児のみなさん!
みなさんは将来「どんな人になりたい?」ですか?
賢い人?
素直な人?
美しい人?
魅力的な人?
どんな人でも良いですが、「こんな人になりたい!!」と人生かけて磨き続けられる人が、
きっと、「そのような人」になるのではないでしょうか!!
今の自分は今の自分で認めながら!!
磨き続ける!!
その継続する力が大切なのかもしれません!!
一生かけて「諦めない!!」
私の心の柱なのかもしれません。
ともに、頑張りましょう!!

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