オリックスの清宮選手が、「何か持っている！？」
右手でバットを軽く投げた。
ゆっくりと一塁に向け走りだした。
１８歳の高卒新人とは思えない。
打球は京セラドームの右翼３階席に達した。
７試合目、２４打席目で待望のプロ初本塁打。
清宮選手は三塁ベンチに戻り、ようやく笑顔がはじけたが・・・・・・・・。
果たして・・・・・・。

「本当に良い日に１軍にいられた。多くの見習う先輩がいるので早く追いつけるように
したいです。」
敵地ファンも見守ったお立ち台。
この日、ソフトバンクの内川選手が通算２０００安打！！
同僚の中田選手が１０００安打を達成した！！ことを振られて言ったことばです。
「忘れられない一日になると思います」。
オリックスファンから届けられた記念球は「親に渡します」とはにかんでいました。

高校通算１１１本塁打を放ち、ドラフトで７球団が競合。
しかし、３月に腹膜炎で入院するなど調整が遅れていました。
それでも将来のメジャー挑戦！！
早実の大先輩である王貞治（現ソフトバンク球団会長）の通算８６８本塁打を目標とする！
中学時代から筋力や体重を長期的な計画で増やし、
３年後の２１歳でメジャーの長距離砲の平均レベル、
５年後はメジャートップクラスの筋力レベルを目指す！！
ちなみに、王選手は初アーチが１１試合、２７打席目でした。
その大先輩を超えました。
「残り８６７本」と問われ「一日一日しっかりとやるだけ！」と答えました。
全ては「世界一の本塁打王への通過点」と捉える姿勢！あっぱれですね！
その清宮選手を育てる栗山監督も壮大な青写真を描いています。
２０２０年の東京五輪で侍ジャパンの打線の中軸を！！
だから「一本のホームランでどうのこうのじゃない！」とコメントはそっけなかった。

最後に、
ソフトバンク・王貞治球団会長が、
「見事な大きいホームランだった。距離も十分。これから打つんじゃないかな。
力がないと連続安打とか本塁打とか打てない。あと何か持ってるところもある。
プロでの活躍を期待したいね。」とコメントしています。

何か持っている！
その「何か？」とは、何でしょう？
大切な場面で、自分自身が生まれ持った「何か！」
その後の成長で身に付けた「何か！」
せっかく、両親からいただいた？神様からいただいた？大切な命です。
どんな世界・社会に飛び出そうが、どんな家庭を持とうが、
その場で「持てる力を遺憾なく発揮する！」ことが、人生には大切なのでは！？
と考えています。
だから、参考できることは、どん欲に参考にしましょう！！
まだまだ、人生始まったばかりです！
ともに、頑張りましょう！！
＜参考＞
デビューから出場７試合連続安打は６２年青野（東映＝８試合）以来。
ドラフト制以降（６６年以降）では８１年原（巨）、０１年佐藤友（西）、１６年吉田正（オ）の
６試合を抜く新人最多記録です。