CANBEスタープロダクション 代表 おかざきなな 様の講演より
「ビジュアルコミュニケーション」を磨くことにより、相手からの印象が良くなるだけでなく、自身の動作・表情と感情との関係性も分かってきます。
男らしさが男性ホルモンの影響を受け、女性らしさが女性ホルモンの影響を受けるように、私たちは「幸せホルモン」や「悲しみホルモン」の影響を受けています。
例えば皆さんは落ち込んだ時、どんな姿勢になりますか。
「会社が倒産した」「恋人にフラれた」、そんな時は誰しも首をうなだれ下を見ます。これが「落ち込みの姿勢」です。
この姿勢の時、私たちの体には、自分の意思に関係なく、不安を促すストレスホルモン「コルチゾール」が分泌されます。
だからこの姿勢をとることで、私たちの気持ちはこのホルモンの影響を受けてますます落ち込んでいくわけなんですね。
今度は逆に、胸を開き目線を高くし、ガッツポーズでニカッと大きく笑ってみましょう。
この姿勢の時に出るのが、男性ホルモンやアドレナリン、ドーパミンという戦闘モードのホルモン「テストステロン」です。
だから、この姿勢のまま落ち込むのはなかなかできません。
社会心理学者のエイミー・カディさんもこの実験をしました。
そしてこの「パワーポーズを2分行うと、テストステロンが増加してコルチゾールが減少し、パフォーマンスが向上する」と発表しています。
つまり、落ち込むような出来事があっても胸を張る姿勢を意識すると必要以上には落ち込まないということです。
感情のコントロールというのはなかなか難しいですが、体ならコントロールできますね。その体のコントロールを使ってメンタルもある程度コントロールできるということです。
同じように、表情からも感情のコントロールができます。
まず口を「へ」の字にし、その後口角を上げてみてください。すると、わずかですが感情が上向きになるのが分かるでしょうか。
「つまらない」と思っていると、口角は自然に下がっていきます。
人相学では、これは「知られたくない」という気持ちです。なので男性はそれを本能的に理解し、口を閉じている女性を敬遠しがちなんですね。
これを逆手にとって、口元を緩めることで「モテ女」になったのがマリリン・モンローです。
口を「へ」の字にしていると、お笑い番組を見ても全然楽しめなかったりします。
逆に多少面白くなくても口角を上げながら見ていると、楽しんで見られるようになるから不思議です。
親愛なる日中健児のみなさん!
感情のコントロールというのはなかなか難しいですが、
体ならコントロールできますよ!
自分自身でコントロールできないことには「悩まない!」
自分自身でコントロールできることに「集中する!」
これを知っていて、実践している人としていない人とでは???
まずは、
1 体をコントロールすること!
2 次に、感情をコントロールすること!
3 決して、他人をコントロールしようと思わないこと!
4 断じて、自然を支配?しようと考えないこと!
ぜひ、他人に振り回されない「幸せ」を獲得してくださいね!!
心より願っています!!