2020/04/12 | 4月12日(日)考えていますが・・・ | | by 日進中学校管理者 |
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「前例ない休校」で、現場は大丈夫か?という声が聞かれます。
「本当に大変なことになった。子供の学習は、各家庭にかなり協力をお願いしない
といけない」と心配するある公立小中学校の校長はいますが、・・・・。
ニュースによると、「緊急事態宣言」の対象となった大阪府や兵庫県などの多く
の地域では、臨時休校が約2カ月にも及ぶことになりました。愛知県もほぼ
似たような状況であることに変わりはありません。
文部科学省は休校中の対応を示した教委向けのガイドラインを改訂し、
「児童・生徒に新学年の教科書などを使った家庭学習を課す」よう求めています。
本校でも、教科書だけでなく、副教材・問題集などを使って「課題」を出す
準備をしています。
ある学校では保護者に個別に取りに来てもらうなどして教科書を配布していますし、
大阪市教委と神戸市教委はインターネットを使った学習プリント配信サービスを
活用するほか、大阪府寝屋川市教委はベテラン教員による授業の動画配信など
を行うそうです。
本校では、「家庭訪問」で教材を渡し、「学習の仕方」などもプリントやホームページで紹介したり、双方向にはならないかもしれませんが「現在ある環境の中で、
どのような遠隔教育ができるのか?」検討に入りました。
文部科学省では、特設サイトで動画などの補助教材を紹介しています。
「教員と子供が双方向のやりとりで学習できる方法を模索し、現場を支援する」
と言っていますので、環境整備に必要な「財政的支援」を期待したいと思います。
家庭学習はあくまでも予習で、課題にした内容についても学校再開後に授業で
教えるという言っています。
ただ、この機会に「学校でなくても、教師がいなくても『自分で学習する』」
チャンスであることは確かなようです。与えられる勉強から、自分から進んで行う
勉強へと変化するチャンスです。
ぜひ、「周りのせいにしたり、新型コロナウィルスのせいにしたり」せずに、
がんばっていきましょう!!
ただ、学習指導要領に定められた授業内容を教えるには、一日の授業時数を
増やしたり、夏休みなどの長期休暇を利用したりするなどして学習機会を
確保する必要があります。
今後の推移でどうなるのか?わかりませんが、
長期休業日を「授業日に当てる」とか?
一日の授業を「7時間にする」とか?
土曜日を「授業日に当てる」とか?
さまざまな観点から検討を行っています。
ただ、夏季休業中の授業は「エアコンの活用」を想定している市町が多い?
と思いますが、「換気の観点」から「エアコンつけっぱなしの『窓を開けての換気』
の状態での授業と考えています。
「電気代が・・・?」と教育委員会は言わない(緊急事態だから!)と言って
いただけました。感謝申し上げます。
体育大会や文化祭、野外活動や修学旅行も・・・・・
ある公立小学校長も「『緊急事態』が収束しても、おそらくすぐに普段通りとは
ならない。かなりの長期戦になると覚悟している」と話していました。
本校では、現段階で
1 野外活動を10月に延期しました。
2 修学旅行は東京都はやめて、河口湖周辺に変更し「人込みは避け」ました。
県内、どこの小中学校も「延期」「中止」をしています。
2学期での修学旅行は、すでに、動かせない状態です。
ぎりぎりまで、検討させてください!
3 体育大会・文化祭は「例年通りの開催」は難しいと考えています。
今年度、「特例版」の体育大会・文化祭を子どもたちと「創り上げたい!」
と考えています。
どちらにしても、「最優先」は
1 「命」
2 「授業(入試を含む)」
3 そのうえで、できる限りの「学校行事」や「部活動」
です。
東日本大震災で困難を乗り越えて見えた方が、
「互いに知恵と力を出し合い、困難を乗り越えてきた。今とは状況は異なるが、
まずは大人が前向きな姿勢を見せれば、子どもも前向きになれる」と訴えた言葉
が心に残っています。
がんばれ!!日本!!