教育新聞を読んでいて、いつも、私が心がけている内容の記事が
ありましたので紹介します。
「いもいも講師　薄田京子さん」の記事です。
私が子どものころのキラキラとした記憶の中に、小学生の時に入っていた
部活動で、お姉ちゃんたちに可愛がってもらったというものがあります。
私の家まで遊びに行こうと誘いに来てくれたり、「かわいいねえ～かわいいねえ～」
と頭をなでてくれたり、ほっぺたをプニプニ触ってくれたり、頭のてっぺんから
足の先までと言っても過言でないくらい、「全身全霊」で愛でてもらったりした
ことを思い出しました。
私もそのお姉ちゃんたちのことが大好きでした。
そして、純粋な「好き」という感情をどうにか伝えたい、表現したいと思っていました。
でも、小学１年生当時の私はどうしたらいいのか？分からず、とにかく一緒に
時間を過ごして話をしたり、遊ぶことで自分のありのままを委ねたりすることで、
その気持ちを伝えていた気がします。
そうして関係性ができていく中で、「いたずら」や「おふざけ」をして、時には
突き放されることもありました。
そうした経験を通じて、人を嫌な気持ちにさせてしまう行為や、
逆に喜んでもらえる行為などを学んでいきました。
仲直りをして変わらず可愛がってくれたお姉ちゃんたちのことは、
今でも鮮明に覚えています。どれも大切な経験です。
私は多くの人たちから愛されていると自覚できていたことでしょう。
この経験は、その時の私の心を満たし、幸福だと感じさせてくれていました。
「誰かを愛する方法」なんて、教えてもらっていないはずなのに・・・・と
思いましたが、今こうやって言葉にすることで、たくさんの人から愛を注いで
もらうことで、自然とその方法を教わったのだと時間しました。
今まで私が出会った人たちからもらった愛を、今度は私が子どもたちに
注いであげることが必要だと思っています。
これまで私も、乗り越えなくてはいけない壁に直面してきましたが、
今回お話ししたような、「誰かに愛してもらった記憶」に支えられてきました。

この「誰かに愛してもらった記憶」が大切だと考えています！！
無条件に愛してもらった記憶！！なのかもしれません。
それが「心の基盤」にある子どもは、寄り道はしても決して「荒れたり」
「親に本気で手を出したり」することはないと思っています。
今の子どもたちの中には、私の想像をはるかに超えるくらい複雑な事情で悩み
苦しんでいます。
本校でも「自分の殻を破ろう！！」「挑戦しよう！！」と呼びかけ、働きかけて
いますが、この「心の基盤」の無い子には・・・・・・。
子どもたちの中には、その基盤の「再構築」から始めなければいけない子どもが
増えてきています。安心して帰る場所！！
大人でも同じです。
誰かに愛され、心が満たされる！幸福を感じる！！ことのできる人は、
前向きに人生を生きています。
今、「壁に当たっている人」「生きづらさを感じている人」
まずは、立ち止まって、ゆっくりでいいから「自分自身と向き合って」
くださいね！！
いままで「大きく感じていたこと」のほとんどは、「小さなこと」であることに
気づきますよ！！
がんばれ！！日中健児！！