本日、令和2年度「9月初旬の修学旅行」開催が難しいと判断し、「延期変更」を決定しました。
最近の社会情勢を踏まえて、
1 すでに、東京都以外の全国都道府県に感染は広がりを見せ「市中感染」は広がっていると認識しています。愛知県も、グランパスの選手や身近なショッピングモールにも感染者が出ています。大学生も日進市内の大学を含めて複数報告を受けています。県岐阜商、東邦高等学校などでも、市内小中学校でも濃厚接触者やその疑いの人が半数ほど報告されています。大村知事も言っていますが「第2波到来」と位置付けています。
2 一般を対象とした「GoToトラベルキャンペーン」で、高齢者・若者の団体旅行が、問題になっている理由が、若者が「ウィルス」を症状の出ないまま保菌し、高齢者に感染させたり、不特定多数の一般人に拡散したりする恐れがあるという中で、修学旅行が「それに該当しない?」とは判断できません。経済活動を優先して「問題になっているGoToを実施」し、1か月後、感染が広がることはあっても、よくなる可能性は低いと考えています。
3 山梨県は「感染拡大していない」が、愛知県は「感染拡大していて」、1か月後受け入れてもらえる保証がない。山梨県は「感染予防」に力を入れ、自信を持っていると宣言していますが、愛知県は「名古屋市」を中心に感染は拡大し、日進市を含めた近隣市町にも波及しています。今後、愛知県から来てほしくない可能性もあります。
4 感染予防に自信を持っている山梨県の甲府市でさえも、すでに、中学校の京都への修学委旅行を「中止」しています。
5 「GoToトラベルキャンペーン」に対して調査では、国民の60~70%反対しています。「基本的には行かせたくないが、周りの家庭がみんな行くならば、自分の子どもだけ行かせないわけにはいかない!」と、多くの保護者が心配しています。周りの家庭が・・という理由で、大きな心配を抱えたまま、無理に修学旅行に行くことを心配しています。
6 今の感染状況の中で、職員の家族に「感染させたくない」職員もいれば、私のように「高齢者」で死に至る可能性の高い職員やそのような高齢者を抱えている家庭も含まれています。また、本校は「青葉分校」の子どもたちも一緒に行きます。感染させることで「重症化したり、クラスター化し隔離することが不可能になったり」する状況も考えられます。
以上を考え、
「感染を完全に排除することはできない」「子どもたち・保護者・教職員の不安を完全に排除することもできない」という結論に至りました。今日までは「第3学年の先生方を中心に、修学旅行に行く前提で準備をしていただきました」が、断腸の思いで「延期・変更」の判断をさせていただくに至りました。
今後は、「修学旅行遠足」の可能性を含め、最後まで探り、準備していきたいと考えています。今後とも、本校の教育活動に対しましてご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
また、後日、新型コロナウィルスの感染状況を見て、「延期時期や変更内容」
を報告させていただきます。