2020/12/14 | 【日進中】12月14日(月)死闘 | | by 日進中学校管理者 |
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昨日、柔道男子66キロ級の東京五輪代表決定戦が、東京・講道館で無観客で
行われました。
今か今かと、テレビの前で「正座」をして見ていました。
ご存じのように、「2017、18年世界王者 阿部一二三選手」と
「2019年世界王者 丸山城志郎選手」の戦いでした。
世界レベルでの直接対決は「阿部3勝、丸山4勝」での対決です。
その2名の日本柔道史上初の「ワンマッチによる代表決定戦」です。
テレビ局も番組にするのでしょうね。
予想通り、お互いに決め手に欠けて、勝負はゴールデンスコアによる延長戦に
持ち込まれました。4分間の試合が終わって、10分20分と時間は過ぎて
いきましたが、・・・・・・。
格闘技の経験者は分かると思いますが、
剣道にしても、柔道にしても、ボクシングにしても、何にしても「3分間」でさえ
「息が上がるほどの運動量」です。
それを、24分!!
多少息は上がっていましたが、さすが、練習量の「賜物」ですね。
お互いに「息遣い」を感じながら、「相手の瞬間の隙」を狙っての延長戦。
人間は「息を吸っているときには、力が出ません!」
そのタイミングに!!
阿部選手が「大内刈り!!」での技あり!!
約24分の激闘を制し、初めての五輪出場を確実にした試合でした。
一見「つまらない試合運び」の中に、「すごい駆け引き」のあった、
玄人好みのする「死闘」でした。
この階級を除く男女13階級は、2月末までに決定しています。
妹で女子52キロ級の阿部詩選手も代表に選ばれており、
「東京五輪では兄妹で金メダルの夢」に挑みます!!
当然、勝った一二三選手も「涙?声を詰まらせましたが・・・・・」
妹の詩選手も「号泣」だったようです。
仲の良い兄妹に乾杯です!
格闘技をあまり好きでない妻も、「この試合を見ると、東京オリンピックは
止められないね!!」とつぶやいていました。
素敵な「死闘」でした。